カテゴリ:時計雑記
上蓋付のワインディングマシンを自動巻時計の保管用として使う方も、けっこういらっしゃるのだろうと思います。でも実は、私はそれには基本的には賛同しかねると思っています。
毎日使っている時計を、使わない土日の間だけワインディングマシンにセットしておくというのなら問題ないと思うのですが、コレクションの一つで滅多に使わないような時計をワインディングマシンにセットしたまま動作状態で保管しておくというのは、使わないのに磨耗させることになるので、パペカレでない限りは少しもったいないような気がします。 また、マシンを止めた状態にしておくにしても、時計をマシンにセットしたまま保管すると、時計を立てた状態で保管することになるので、ヒゲゼンマイの重力による変形のことを考えると、これもどうかなという気がします。 普段は平置き保管で、使用予定の前日からマシンにかけて巻き上げておく・・・。これが私にとって理想的な自動巻の保管方法です。 私の場合は、普通のコレクションケースで平置き保管して、使用前日から普通のワインディングマシンにセットして巻き上げるということをしていますが、この写真のワインディングマシンを使うと、手間が少なくて済みそうです。 このワインディングマシンは、蓋を上にした状態で置いておくとマシンが止まります。つまり時計を平置きで保管することになります。そしてマシンを倒すと動作を開始して時計を巻き上げます。 これですと、前記の私の理想の保管方法が、時計をセットする手間をかけることなしに実現できるというわけです。イイですね。 更に、このマシンは、乾電池とACアダプターのどちらでも電源として使えますので、置き場所が自由ですし、移動も楽です。外装も革張りなので、ケースとしての質感も悪くなさそうです。 まぁ、自動巻のコレクションの一つ一つにこうしたマシンを宛がうというのは、かなりのコストになってしまうので現実的ではないですが、例えば、よく使う自動巻の保管用に限定するとか、あるいは手巻きはなるべくしたくないorできない自動巻だけに限定するとかの工夫をすれば、かなり有効なマシンになるのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.24 19:46:02
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