機械式時計と煙草でブログ！

　中古で買った「クラウン　コレクター」には、些細な欠点がありました。マウスピースのフィルターが収まる場所がスカスカで、フィルターが全く固定できないのです。このため、喫煙後の清掃でマウスピースを外すと、フィルターはシャンク側に残ってしまい、取り出すのが少し面倒なのです。

　それで、マウスピースを少し修正して、フィルターをちゃんと固定できるようにしようと考えました。

　まず、エポキシ接着剤をマウスピースの内側に盛って、フィルター用のスペースを狭くする事を考えました。
　けれども実際にやってみますと、アクリルのマウスピースとエポキシの相性が良くないのか、盛りがすぐに剥がれてしまい、上手くいきません。

　そこで、フィルターがちゃんと固定できているパイプのマウスピース内を覗いてみると、フィルター用のスペースの奥の側壁が凸凹しているのが分かりました。この凸の部分がフィルターを固定している訳です。
　対して「クラウン　コレクター」では、この凸凹がなくツルツルです。これでは固定できません。そこで、ちょっと力技ではありますが、熱を使って凸凹を作る事にしました。

　アルコールランプでピックを熱し、それをマウスピース内側奥の側壁に押し付けてやり、凸凹を作る事にしました。幸い、その部分はマウスピースの最も肉厚な部分で、少々ミスをしても穴が開いてしまうほどの致命的な事にならないで済みそうです。

　この方法は、ほぼ成功しました。いい感じの凸凹が出来、割りとしっかりフィルターが固定できるようになったのです。ただ、「ほぼ成功」という表現になったのは、この加工によって別の些細な問題が生じたからです。

　別の些細な問題というのは、ファウエンの9mm-3mmアダプターが奥まで刺さらなくなった事です。少し凸の部分が出っ張りすぎているのだろうと思うのですが、それを均してしまうと、またフィルターがスカスカになりそうなので、そのままにすることにしました。当面アダプターは使わないであろうと判断した訳です。

　まぁ、これで「クラウン　コレクター」も、他のパイプ同様の使い勝手で喫煙できそうです。アダプターを使うシチュエーションになったら、全長の短いタイプのアダプターを使えば良いでしょう。

　ま、一件落着ということで。


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