テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
新しい「ザ・ピース」を解して、ミニパイプで吸ってみます。使うパイプは、柘製作所扱いの「ピッコロ」で、火皿内径は16mmです。これに解したザ・ピースを詰めると、2本分の葉っぱが入ります。 まず加湿をしない状態で試します。 この状態ですと、パイプで吸うには少し乾燥気味で、あまり期待できなかったのですが、実際はまぁまぁでした。少し酸味が前に出過ぎているような味なのですが、喫煙中盤以降は軽快な甘味も出てきて、比較的雑味の少ないバージニアらしい美味しさがあります。 次に適度に加湿して再びパイプで吸ってみます。そうしますと、加湿前に感じた酸味が減り、より素直に甘味が出てきています。香りも、ピースらしい良い香りが良く出ているようです。喫煙中盤への流れはスムーズで、徐々にバージニアらしい甘さが強まってくる感じは、非常に好ましいです。 火持ちが悪くなる事が心配だったのですが、意外に問題ありません。ほとんどストレスなく、完全に燃やし切る事ができました。やはり紙巻煙草の葉をパイプで吸うには、加湿が必須のようです。 という事で、やはりザ・ピースの葉の素性は大変良く、ミニパイプでもピースらしい軽快な甘さを堪能することができました。ただ、20本20gで1,000円という価格の紙巻煙草を解して吸うというのは、少なからず抵抗を感じてしまいます。同じ葉っぱでシャグのまま販売してもらえれば良いのですが、今のJTがそうした気の利いた事をするとは思えませんし・・・。 全体的に見て、「ザ・ピース」は非常に美味しい煙草だと思いますが、美味しく味わうためには、デフォルトの状態がベストだとは言えないのではないかと思います。少なくとも全長30mmものフィルターは不要に思われます。また、巻紙の質も、決して良いとは言えないようです。 価格とのバランスという側面で考えたとすると、愛煙家が常喫する程にはコストパフォーマンスは高くないと感じます。また、自分へのご褒美用として考えると、ザ・ピースよりはプレミアム・シガーを選んだ方が、贅沢感はあります。ただ、紙巻煙草の愛煙家への贈答用としては、有り得る範疇の価格設定だとは思います。 あと、蛇足ではありますが、ザ・ピースの缶はスチール製ですから、割りと簡単に錆びます。ですから、長期に渡って缶ごと加湿保管する場合は、注意が必要です。特に、蝶番の部分から錆びやすいようで、私の場合は2~3日の加湿保管で、その部分に少し錆が出ました。 また、加湿後にフィルターを半分くらいに鋏で切って吸った場合、かなり甘味を感じられるようになりましたので、これが最も簡単に美味しく楽しめる方法かも知れません。 まぁ、一度買って試してみて下さい。m(__)m [楽しめる煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.02.19 13:44:46
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