機械式時計と煙草でブログ！

　先日レポートしたパイプ煙草「キャプテンブラック・ゴールド」の刻みが非常に細いので、手巻きに挑戦してみる事にしました。

　この煙草の刻みは非常に細く、ほとんど市販紙巻煙草並です。手巻き用としての方が需要が多いように思われるパイプ煙草「スタッド・オートマルスム」に近い細さで、且つ、「キャプテンブラック」は手巻きの話題の中でも良く出てくるパイプ煙草銘柄のようでもあるので、手巻きを試さない訳にはいかないでしょう。

　巻紙は例によってスモーキングの「ブラウン」70mmで、単語カードの吸い口入りと、両切りで試します。

　まずは吸い口入りですが、パイプで吸うよりもチョコレートっぽさが強調されているような気がします。パイプでは、チョコレートよりもミルクっぽさの方が強かったのですが、手巻きでは違ってきています。多分燃焼温度の違いによって、ロースト感が強めに出ているせいだと思うのですが、なかなか面白い変化です。
　甘味は序盤から良く出ている方だと思いますし、冷却不足による辛味も少ないようです。基本はパイプ煙草ですから、パイプ煙草なりの湿度のお陰で、燃焼温度が上がり過ぎていないのかも知れません。

　この喫味なら、手巻き愛好家でも何の抵抗もなく吸えそうです。なかなか良いです。

　次に両切りを試しますと、葉っぱの量が増える分、味も香りも少し濃くなる感じです。トータルとしては、こちらの方が美味しいと思いますが、葉っぱの消費量や燃え残りを考慮すると、どちらも甲乙付け難いところです。

　両切りをキセルに挿して吸いますと、パイプでの喫味に近い方向に変化しました。ミルクっぽさが強調されたのです。しかもこの味は、リトルシガーの「キャプテンブラック」にも随分と似ている気がします。もしかしたら、着香内容は同じかも知れません。そして、これはこれで、なかなか美味しいです。

　という事で、やはり世間の風評というのは、それなりに中身があるものだという事が分かりました。「キャプテンブラック」が、手巻き煙草の話題の中で比較的多く登場するのは、手巻きで吸って美味しいからです。

　パイプ・スモーカーにも手巻き愛好会にもお薦めできる良い煙草です。


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