テーマ:機械式腕時計を語ろう(345)
カテゴリ:スイス時計情報
来月25日から開催される世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド」に向けて、時計メーカー各社から新製品の発表が相次いでいますが、非常に面白い腕時計が発表されたのでご紹介したいと思います。 それはスイスの工房アントワーヌ・マーティン社(フランス語の発音だとアントワーヌ・マルタン?)から発表された「スローランナー」です。 「Antoine Martin Slow Runner」 何と、この時計、毎時7,200ビート(7,200bph)=2振動(1Hz)なんです。2振動という事は、1秒でテンプが1往復しかしません。完全に動きが目で追えます。でっかい振り子式の柱時計でこれくらいの振動数の物がありますが、そのリズムは随分とノンビリしています。そのノンビリ・ビートが直径46mmの大き目の腕時計で実現されているのです。 これを腕に着けてたら、随分と癒されそうです。 上の写真はそのムーブメントですが、昔の懐中時計にあるような出テンプ式の巨大なテンプが目を引きます。更に良く見ると、丸穴車と角穴車の歯が、ウルフ・ティースになっています。この辺の仕様は、特にアンティーク懐中時計好きには堪りません。萌えまくりです。(笑) 下の写真にあるように、文字盤デザインも近代的かつシャープでメタリックなものになっており、非常にそそられる時計です。 私がお金持ちだったら、速攻で飛びついてしまいそうです。(因みにお値段は、メーカー希望小売価格で19,500~34,500スイスフラン=195万円~345万円の予定だそうです。orz) 興味をお持ちの方、いかがですか? [近代的な時計ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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着けた状態でテンプが見えるといいですね
(2013.03.19 22:00:41)
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