テーマ:パイプたばこを吸おう(1803)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
さて今回のパイプ煙草インプレッションは、アメリカのベーシックな銘柄と言われる「プリンス・アルバート」です。50g入りで1,150円とリーズナブルな価格になっています。 開封時の香りは、ほとんど熟成させてないくらいの大鋸屑系で、それに微妙に洋酒の香りが混ざります。カットはやや細かいラフカットで、全体的に焦げ茶色の均一な色になっています。パウチは、アメリカ物らしく口が密封されておらず、2本のテープだけで閉じられているタイプでした。このため煙草が過乾燥になっている事が予想されたのですが、意外にもそれほど乾いてはいませんでした。ただ、やはり少し渇き気味の手触りではあります。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、渇き気味の煙草にしてはソフトでマイルドな甘さが来ました。ミルクティー系統の甘さです。感触としては、乾燥による辛味が出るギリギリのラインといった所で、多分これ以上乾燥すると、だいぶ辛くなりそうです。 火着き&火持ちは良好ですが、それだけに過燃焼になりやすい手応えがあります。ちょっと意識的に火力を抑える吸い方が良さそうです。 基本的に微着香の煙草らしく、喫煙中盤でもミルクティー系の軽い甘さの喫味が継続します。タンバイトの類は一切なく、非常にスムーズな喫味です。アメリカ人はタンバイトをかなり嫌うという話を聞きますから、この煙草のようにタンバイトが全くない煙草がスタンダードになるのも頷けます。 喫煙終盤でも喫味はほとんど変化なく、結局そのまま喫煙終了。後味は軽い紅茶系で、残り香は薄い焚き火系でした。 全体的にみて、非常にスムーズで飽きのこないベーシックな煙草でした。甘味も適度にあり、常喫には非常に適しています。なるほど、宣伝文句の「ベーシックな銘柄」というのは、正にそのままの表現になっています。 この喫味でこの価格なら、常喫用の銘柄として安心して推薦できそうです。パッケージが古臭かったり、知名度がなかったり、色々と地味な面はありますが、実際吸ってみるとなかなか良い煙草である事が分かりました。もっと頻繁に手に出来るほど広く販売されていれば、他に目ぼしい煙草がない時の「とりあえず」の銘柄として、大変に有力な選択肢になろうかと思います。 [手応えのある煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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