テーマ:パイプたばこを吸おう(1798)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ちょっと前に2013年版をレポートしましたが、今回はやっと2014年版をレポートします。コールハスの「リミテッドエディション2014」です。 100g入りの缶は、ブラジルをイメージしたデザインになっていて、「Rio Samba e Carnaval.」とか書いてあります。とは言え、明らかに今年のサッカー・ワールドカップ・ブラジル大会に因んだ国設定になっていると思われ、そういう意味では、ワールドカップの終わった今この時期にこの煙草をレポートするのは、既に「遅過ぎ」であると言えます。orz 開封時の香りは、乳製品っぽいクリーム系の香りと桃のような果物系の香りが丁度50:50でブレンドされたような感じで、なかなか良い香りです。カットは細かなラフカットですが、一片一片が縦長で、まるで薄く切り出したフレイクを解したブロークン・フレイクのようでもあります。湿気は普通です。 これを火皿内径21mmのパイプに普通に詰めて吸ってみます。着火して最初に来たのは、クリームと果物が絶妙のバランスで混ざった甘味でした。クリーム系のコッテリした部分と、果物系の酸味が効いた爽やかな部分が、一つの味の中に同居していて、なかなかの味わいです。香りも同様のバランスですが、それほど強くは感じません。 火着き・火持ちは良好で、且つ燃え過ぎるという感触もありませんから、かなり吸いやすい煙草です。 喫煙中盤を過ぎると徐々にベースの煙草の味が表に出てきます。しっかりした甘味をもった上質のバージニア系の味で、着香だけに頼っていない味わいの深さを感じます。ベースの煙草の味を生かしたこうした味わいは、欧州系の良質な煙草の典型で、私の好きなタイプです。 喫煙終盤になると着香分がほとんど消えて、ベースの煙草の味わいとコクが支配的になります。こういう味の変化は、飽きさせない演出として私はとても好きです。しかも、変化した結果の味も良いので、楽しみが最後まで続きます。 という事で喫煙終了。後味にはバージニア系の軽い甘味が残り、残り香は果物系でした。 全体的に見て、着香分とベースの煙草の味が絶妙のバランスで組み合わされた良質の欧州系着香煙草でした。着香の味も、クリーム系の円やかなコクと果物系の酸味があって、重すぎず軽すぎない良いバランスだったと思います。 こういう煙草であれば、限定ではなく定番品として販売しても良さそうな気もしますが、100g4,000円という価格帯には他にも同様に良質の着香物も多く、そういう意味では無駄な競争を避ける「限定」という販売の仕方は正解かも知れません。 缶も綺麗ですし、缶のコレクションとしても楽しめそうです。 [綺麗な煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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