テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
これは昨年の限定煙草なので今更レポートするのは少々気が引けますが、まだ市場に在庫があるかも知れない(実際、私の行きつけの煙草屋さんにはまだありました)ので書いておきます。ピーターソンの「スペシャルリザーブ2014」です。 開封時の香りは、かなり明確な柑橘系で、やや甘めの桃が少し混ざるような感じでしょうか。カットは普通サイズのラフカットがメインで、これにかなりはっきりと形が残っているフレイクの欠片が混ざっています。湿気はやや少な目に感じます。 これを火皿内径21mmのパイプに普通に詰めて着火しますと、熟れた桃にレモンを絞ってかけたような味が来ました。こってりした甘さを酸味で引き締めた果物系の味です。かなりはっきりした明快で主張の強い味で、奥深さよりも力強さを感じます。香りも大筋で同じ方向性の香りです。こういう煙草は久し振りに吸ったような気がします。私の好きな方向の味ですし、分かりやすくて美味しいです。 火付きと火持ちは良好な方だと思いますし、燃え過ぎるという感じもありませんから、比較的吸いやすい煙草だと思います。 少し吸い進むと、喫味の中に何かの花のような華やかな味と香りがある事に気付きます。最初に感じたよりも少し複雑な味の構成になっているようです。意外と奥深さがあります。 そして喫煙中盤になると、この花のような喫味が果物系の喫味に代わって前面に出てきました。円やかさよりもシャープさを感じる味で、気分的に少しシャキッとします。この段階からこうした喫味の変化を楽しめる煙草は少し珍しい気がします。 喫煙終盤では、やや着香分が抜けて地の煙草の味が少し表に出てきますが、それも基本的には果物系の甘さがあって、着香分との相性が良く、これはこれで美味しく吸い続けられます。 という事で喫煙終了。後味は果物系で、残り香は甘味の強い柑橘系のような香りでした。 全体的に見て、果物・柑橘系の喫味が美味しい上質の煙草でした。喫味の変化があって飽きませんし、ベースの煙草の質も良いようです。序盤の着香分の主張がかなり強く、そこの部分を受け入れられるかどうかで賛否が分かれるかも知れないのですが、逆に定番商品ではなく期間限定の煙草だからこそ、これくらいのインパクトがあった方が面白いのではないかと思います。 まだ残っている在庫品を見つけられたら、ぜひ試してみて下さい。 [インパクトのある煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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