テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
この煙草を購入してから既に半年くらい経過してしまいましたが、やっとこさレポートします。ソラーニの「グリーン127」です。 開封時の香りは、蜂蜜・バニラ・果物・柑橘類といった所で、ダン・タバコ社の「ブルーノート」にも良く似た香りです。典型的な柑橘系着香煙草のようです。カットは荒いラフカットで、湿気はやや強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、甘い蜜柑と桃を合わせたような甘味が最初に来ました。香りも大筋そのような方向性です。桃の甘味を蜜柑の酸味が適度に抑え、フルーツ・デザートのような軽い口当たりにしています。これは私の好きな方向性の着香です。・・・ってか、これ、私の記憶の中にあるダン社「ブルーノート」の喫味に良く似てるんですが。多分、いきなりブラインドテストをしたら区別できないんじゃないでしょうか。 火付き・火持ちは良好で、特に苦労するような所はありません。燃え進みは速い方だと思いますが、そんなに過燃焼気味になるという雰囲気はありません。 喫煙中盤まで吸い進んで来ると、果物系の甘さが良質のバージニア葉に由来するのが何となく分かってきます。この煙草の葉組みでは、かなり明るい色のバージニア葉が使われているのですが、多分これがそのバージニア葉なのでしょう。 また、この段階でも序盤に感じた着香の甘さと香りは継続していて、割りと深く着香が施されている事が分かります。 喫煙終盤で、やっとベースの煙草の味が見えてきます。砂糖入り紅茶のような甘味が前面にあるのですが、軽い酸味のお陰でベタベタの甘さにはならず、割りとスッキリしています。また微かなロースト感もあって、それがコーヒーのようなテイストを微妙にもたらしています。やはりかなり質の良い葉が使われていると感じられ、この段階でも味の抜けたようなスカスカ感が全くありません。 という事で喫煙終了。後味は果物系で、残り香は甘い柑橘系でした。 全体的に見て、柑橘・果物系の味と香りがとても美味しい良質の着香煙草だったと思います。ダン社の「ブルーノート」に良く似ていて、そういう意味で欧州系着香煙草を代表するような銘柄として扱っても良さそうな煙草です。逆に言えば、人気の高い「ブルーノート」に良く似ている分だけ独自性という部分は欠けていて、これから大きく人気&知名度が出てくることはなさそうでもあります。 「ブルーノート」が無い時の代替として適した煙草だと思いますが、そういう扱いをするのは少し可愛そうな程の良質な煙草だと思います。 [代表するような煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.04.12 18:13:29
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