機械式時計と煙草でブログ!

2015/07/19(日)15:57

ガレリア「ワイルドチェリー」

パイプ煙草インプレ(922)

 今回はガレリアの「ワイルドチェリー」です。訳して「野生のチェリー」(笑)ですから、酸っぱくて小さなサクランボ的な味付けという事になるのでしょうか。また、アメリカのガレリアですから、かなり強力な着香が予想されます。  開封時の香りは、典型的なチェリー着香のそれなのですが、予想していたよりもマイルドです。カットは適度な大きさのラフカットで、湿気はかなり強く感じます。色はかなり暗めで、ブラックキャベンディッシュの割合がかなり高そうです。  これを火皿内径20mmのパイプに少し緩めに詰めて着火しますと、ガレリアの煙草に良くある薬品的な喫味・・・合成甘味料を思わせる喫味をメインとして、その中に薄っすらとチェリーが香るというような味と香りが来ました。チェリー的な甘味と酸味の主張はそれ程強くなく、他のチェリー着香の煙草と比べても、むしろ弱い方に入る気がします。  火付きは、やや湿気が強いためか、さほど良くはないですが、問題になる程ではありません。火持ちもやや悪く、ちょっと火が消えやすい傾向があるようです。  喫煙中盤も基本的には同じ喫味が続きます。もっとドギツイ「チェリー!」な着香を予想していたのですが、実際はそれ程でもありません。また、ブラックキャベンディッシュが多そうなブレンドなので、ベースとなっているであろうバーレー葉による舌への刺激が強いかとも思っていたのですが、これも外れました。つまり「ワイルド」という名前の割りにはマイルドで角が取れたような喫味なのです。これなら常喫でも行けそうな気楽さです。  喫煙終盤になると、頻繁に立ち消えするようになりました。喫味には特段の変化はないのですが、何度も立ち消えするので面倒になって早めに喫煙終了しました。後味は甘味料と薄いチェリー系が残り、残り香も薄いチェリー系でした。  全体的に見て、ガレリアに良くある薬品的な甘味・喫味があるものの、意外にマイルドなチェリー着香で、お気楽に楽しめる煙草でした。主張が強くないので「ながら喫煙」でスイスイと吸うのもアリだと思います。そういう意味では、ガレリアらしい喫味を持ちながら、強着香のイメージがあるガレリアらしからぬ性格も持ち合わせている煙草であると言えそうです。  ガレリアの煙草への入門用という位置付けに意味があるとは思えませんが、そんなような煙草だと感じました。 [強力な煙草ブログは此方 Click!]

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