機械式時計と煙草でブログ!

2015/08/10(月)18:46

ピーターソン「サマータイム2015」

パイプ煙草インプレ(921)

 既に立秋を過ぎてしまいましたから、ピーターソンの夏向け限定煙草「サマータイム2015」の今回のレポートは「遅刻」という事になってしまいますが、日本国内での流通在庫もまだまだあるようですし、まぁ、勘弁して下さい。(笑) 因みに、昨年の「サマータイム2014」については、こちらでレポートしています。  さて、開封時の香りは、蜂蜜・柑橘類・バニラといった所で、特に柑橘類の香りが目立っているように思います。このクソ暑い季節に柑橘類の爽やかな香りは嬉しいものです。カットは、適度な大きさのリボンカットとラフカットの混合で、湿気は普通です。  これを火皿内径20mmのパイプに普通に詰めて着火しますと、そこそこ甘めな柑橘系の香りと、ちょっと酸味の利いたやはり柑橘系の味が最初に来ました。ある意味非常に爽やかな味と香りで、本当に夏にピッタリだと感じます。ただし、味や香りの奥行きとか分厚さとかはなく、ちょっと薄っぺらい喫味に感じる人もいるかも知れません。  火付き・火持ちに問題はありません。ちょっと燃え過ぎかなと感じる部分もありますが、まぁ、許容範囲です。  喫煙中盤も序盤と同じ喫味が続きます。普通こういう薄っぺらい味だと、着香成分が抜けてスカスカな味になるのがこの段階辺りからなのですが、この煙草では意外にイイ感じの味と香りが続きます。この辺は、流石にパウチ入りの安物煙草とは違う所です。  喫煙終盤でも柑橘系の爽やかな喫味がそのまま続き喫煙終了。後味と残り香はどちらも柑橘系でした。  全体的に見て、夏の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれそうな爽やかな柑橘系の喫味が最後まで続く美味しい煙草でした。パイプ煙草に奥深さとか重厚感とかを求める渋好みの方には物足りない煙草だろうとは思うのですが、夏の一時期だけに楽しむ分には非常に適した煙草だと思います。夏向けの煙草として上手く作られています。  限定煙草としてコンセプトと実際の喫味が上手くフィットする煙草というのは、実はそれ程多くはないと思っているのですが、今回の「サマータイム2015」は、その意味で成功している好例だと思います。暑い夏の間に是非とも味わっておきたい銘柄なのではないでしょうか。 [上手く作られている煙草ブログは此方 Click!]

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