テーマ:パイプたばこを吸おう(1803)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
今回は色んな方の期待を裏切ってのパイプ煙草レポートです。m(__)m 日本への輸入が新たに始まったダンヒルの「マイミクスチャーBB1938」を早速試してみます。「マイミクスチャー」と言えば、例の「965」が人気銘柄として存在しますが、今回の煙草も同じ「マイミクスチャー」シリーズの一つ=ダンヒル創業者のオリジナルブレンドという事になります。「BB」というのは「Baby's Bottom」の略だそうで、訳すと「赤ん坊の尻」という事になるのでしょうが、この名前からだと味も香りも全然想像が出来ません。いったいどんな味なのでしょう? 開封時の香りは、非常に軽いタッチのラタキア臭で、ちょっとドライフルーツやナッツ系の香りも混ざっているでしょうか。ラタキアと言うより、軽く熟成させた程度のオリエント葉なんじゃないかと思わせる匂いです。カットはかなり細かいリボンカットで、湿気は普通です。 これをダンヒルの「5103カンバーランド」に詰めます。今年購入した3本のダンヒル・パイプの内、2本はラタキア用にしていますので、今回はそれを使います(残りの1本は非ラタキア&外出用)。で、着火して最初に来たのは、ちょっと桃系のフルーツっぽい酸味と甘味を伴った鰹出汁系の味でした。と言うより、果物と出汁がそれぞれ来るのではなく、その中間の味と言いますか・・・。想像しにくいかも知れませんが、そんなようにしか表現できない複雑な味です。香りは、ラタキア臭が非常に弱く、出汁+果物系の香りの方が先行します。トータルとして、薄っぺらい感じはないものの、ラタキア物にしては非常に軽い喫味になっています。 う~ん「赤ん坊の尻」かぁ・・・。確かにイメージ的には合ってるかも知れません。 火付きと火持ちに特に問題はありません。カットが細かいのでバンバン燃えるかと思いきや、意外にそうでもなく、比較的落ち着いた燃え方をします。 喫煙中盤でもフルーツ的出汁の喫味が続きます。・・・これって着香されてるのかなぁ? 着香無しでもフルーツ系の味と香りを煙草の葉っぱから引き出せるという事は分かってはいるのですが、ペリク無しのバージニアとラタキアのブレンドでフルーツ系の酸味が出せるとは、ちょっと想像しづらいです。でも、着香が抜けて来るであろう喫煙中盤になっても果物的酸味があるので、もしかしたら非着香かも知れません。 喫煙終盤になっても基本的に喫味は変化せず、そのまま喫煙終了。後味はフルーツっぽい出汁味で、残り香は軽いラタキアとフルーツの混合でした。 全体的に見て、ラタキア感は非常に希薄で、フルーツ的な酸味と甘味を持った出汁系の味で軽快に楽しめる煙草でした。これ位ラタキア感が薄ければ、ラタキア初心者でも抵抗なく吸えると思いますし、私にとってもラタキアの使い方の理想に近いブレンドだと感じました。また、全体としての纏まりも非常に良く、そういう意味ではこの銘柄もダンヒルらしい優等生的な煙草だと思います。 人気の定番銘柄「MM965」が好きな人だと、ラタキア感の薄さに物足りなさを感じるのではないかと思うのですが、着香やバージニア系非着香が好きな人にとっては、これくらいのラタキア感の方が好感が持てるのではないでしょうか。 ラタキア銘柄ながらも軽い喫味を気軽に楽しんでいただきたい煙草です。 [薄っぺらい感じはない煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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