機械式時計と煙草でブログ!

2016/02/07(日)10:02

キャプテンブラック「ロイヤル」

パイプ煙草インプレ(922)

 昨年末に輸入が開始されたキャプテンブラック・シリーズの新銘柄「ロイヤル」を試してみます。キャプテンブラックの既存の2銘柄「レギュラー」「ゴールド」に関しては既にレポートしておりますが、それらとの違いが気になる所です。果たしてどんな煙草なのでしょう。  開封時の香りはバニラ・チョコレートです。他には何も思い浮かびませんというくらいバニラ・チョコレートです。カットは細めのリボンカットがメインで、それに細かいラフカットが混ざります。湿気は強めです。  これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同様のバニラ・チョコレート香が来ました。ただ、着火後の香りの方には同じくアメリカのガレリア社の煙草にも良くある焦げた薬品のような匂いも混ざっています。やはり同じ米国の着香煙草だけあって、似通った部分があるのでしょう。一方、味の方では意外に甘味は強くは感じず、砂糖もしくはチョコレート系の甘味を仄かに感じる程度です。元々糖度の高くないバーレー葉を着香ベースにしたブラックキャベンディッシュが多くブレンドされるアメリカン着香の典型のような味わいだとも言えます。香りはベタに甘いけれども、味は意外とそれ程甘くはないというパターンです。  火付きと火持ちは非常に良いです。最初の着火の際には、解れた葉っぱから炎が上がったくらいです。ですから燃え過ぎには注意が必要で、ちょっと気を抜いて強く吸ってしまうと、焦げた薬品臭が直ぐに強まり、エグ味が出ます。  喫煙中盤も基本的には同じような喫味が続きます。ただ、煙草が減ってきて、それによるフィルター効果がなくなってきたのか、味わいが少し豊かになったような気がします。甘味と渋味が上手くバランスを保っていて、それなりの煙草感があります。一方、香りの方は相変わらずベタなバニラ・チョコレートです。  喫煙終盤も喫味の大きな変化はありません。着香はかなり深いようです。  という事で喫煙終了。後味は意外に渋く、残り香はバニラ・チョコレートでした。  全体的に見て、バニラ・チョコレートの香りが終始続くアメリカらしい着香煙草でした。キャプテンブラック・シリーズの銘柄としての一貫性も感じられますし、同シリーズがお好きな方なら、今回の「ロイヤル」も楽しめるのではないでしょうか。同シリーズ内では、バニラ&蜂蜜のケーキのような「レギュラー」、ミルク・チョコレートの「ゴールド」、そしてバニラ・チョコレートの「ロイヤル」といった感じでしょうか。何れにしてもお菓子系です。  割りと分かりやすい煙草なので、初心者の方にも良いとは思うのですが、非常に良く燃えますので、強く吸い過ぎないように気を付ける必要はありそうです。弱く吸えれば、アメリカン着香の典型を楽しむ事が出来ます。 [非常に良い煙草ブログは此方 Click!]

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