機械式時計と煙草でブログ！

　ピーターソンのパウチ物新製品「コーンメイラ・ブラック」を試してみます。「コーンメイラ」というのはアイルランド西部の山地の名前だそうで、煙草の味はチェリー着香なのだそうです。40gで1,300円と、少し高めの価格設定になっている煙草なのですが、果たしてどんな煙草なのでしょう。

　開封時の香りは、かなり強いチェリー香で、少し杏仁豆腐的な香りも感じます。カットは細かいリボンカットとラフカットの混合で、湿気は普通です。

　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、想像していたよりもマイルドで角の取れたチェリー香が来ました。チェリー着香の煙草では、ちょっと薬品臭いと言うか、やや人工的な香りになってしまっている銘柄も多いですが、この煙草の場合は割りと自然な感じになっていると思います。味の方は、酸味の効いた果物味で、これも割りと自然なチェリー味になっていると思います。味も香りもナチュラルな仕上がりになっているという意味で、非常に良く出来たチェリー着香煙草のように感じます。

　火付きと火持ちは良好で、しかも燃え過ぎる感じもありませんから、かなり吸いやすい煙草です。

　喫煙中盤でもナチュラルなチェリー味が継続します。かなり深く着香してあるようで、この段階では未だベースの煙草の味が見えてきません。或いは、ベースの煙草の味からして、チェリー味と親和性の高いブレンドになっているのかも知れません。

　喫煙終盤も基本的には喫味に変化はなく、そのまま喫煙終了。後味はチェリー系で、残り香もチェリー系でした。
　全体的に見て、チェリー着香にしてはとても自然な味付けで、マイルドな感じは欧州系着香の雰囲気なのですが、ベースの煙草の味が良く見えないという意味ではちょっとアメリカ的な着香だったと思います。ですから、アイルランドのピーターソンの煙草としては少し珍しいタイプのような気がします。

　ラタキア好きの方とか、バージニア系が好きな方にはちょっとオススメしにくい煙草ですが、チェリー着香に抵抗のない方ならかなり楽しめるのではないでしょうか。チェリー系としては良く出来た煙草だと思います。


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