機械式時計と煙草でブログ!

2016/05/01(日)09:35

キャプテンブラック「チェリー」

パイプ煙草インプレ(921)

 私の地域では桜の花の季節も終わり、桜の実=サクランボが出来るのを待つ時期になりました。まぁ、特に産地という訳ではありませんが。(笑) という事で、今回はキャプテンブラック・シリーズで昨年末に新たに輸入販売が始まった「チェリー」を試してみます。  開封時の香りは、かなり酸味が強いチェリー香で、しかも鼻に刺さると感じるくらい強く香ります。チェリーもチェリー、ほとんど「弩チェリー」と言っても良いくらい強いチェリー香です。カットはかなり大まかな細長いラフカットで、湿気は普通です。  これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時よりも少し角の取れたチェリー香が来ました。少し角が取れているとは言え、かなり強い香りである事は予想通りです。一方、味の方は、予想程には酸味も甘味も強くないチェリー味です。また、味と香りの中に、如何にも「香料で御座い」という感じのエグ味=アメリカ系着香で良く感じる焦げた薬品のような風味があって、この煙草がアメリカ製着香煙草である事を主張してきます。このエグ味は、火種を意識的に小さく抑えると最小限に留める事が出来るのですが、煙草が割りと燃えやすい方なので、なかなかゼロには出来ません。  火付きと火持ちはかなり良いです。エグ味を抑えるために火種を抑えて行きたい所なのですが、それもなかなか上手く行かない程、良く燃えます。ですから、火種のコントロール性という意味では、それほど扱いやすい感じではありません。本当に意識的にドロー&ブローを弱くしていく必要があります。  喫煙中盤以降は、味と香りがややマイルドになったように感じます。ただし、単に強いチェリー風味に慣れてきたせいかも知れません。また、意識的にゆっくり吸っているつもりなのに、燃え進みは普通以上に早く、やはりかなり燃えやすい煙草だという事が分かります。  喫煙終盤でも強めのチェリー風味は続き、結局そのまま喫煙終了。後味も残り香もチェリーでした。  全体的に見て、本当にアメリカ着香らしい「弩チェリー」でした。もしかしたら、私がこれまで吸ってきたチェリー着香の煙草の中で最も強力なチェリー着香だったかも知れません。チェリー着香というのは、パイプ煙草の世界では定番のフレーバーではありますが、私は個人的にベースの煙草の味との相性はそんなに良くないと感じていて、しかもこれほど強い着香だと、むしろ抵抗を感じる人もいらっしゃるのではないかと思ってしまいます。それほど強いチェリー着香です。ですから、ある程度チェリー着香に慣れていないと、かなり厳しい煙草だと思います。チェリー初心者より、チェリーに嵌った人向けの煙草です。  パイプ煙草の世界では、こういう着香もアリだと思いますし、そういう懐の深さがパイプ煙草の面白さだと思います。・・・部屋はしっかり換気しましょう。(笑) [最も強力な煙草ブログは此方 Click!]

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