テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
今回はプランタ社のイヤー煙草2017年版を取り上げます。この煙草の名前「アノ(ANNO)」は「年」という意味で、「MMXVII」はローマ数字で「2017」を意味しますから、そのものズバリの名前です。因みに、2015年版については2年半前にレポートしていますが、2016年版に関しては、そもそも日本に入ってきたのかどうかさえ良く分かりません。orz という事で「アノMMXVIIエディション」です。開封時の香りは、アンズかベリー系のリキュールのようで、なかなか美味しそうです。カットは、適度な大きさのリボンカットとラフカットの混合で、湿気はやや強めに感じます。まぁ、見た目に普通の着香煙草です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、ベリー系の香りがまず来ます。味の方は、果物系の酸味に、同じく果物系の甘味が加わり、ちょっとトロピカルフルーツっぽい感じになっています。また、最初からちょっとした渋味があり、それが全体の味を引き締めています。 火付きと火持ちについては、特段の問題はありません。ちょっと湿気た感触なので、気持ち緩めに詰めたのが良かったようです。 喫煙中盤を過ぎて来ると着香が抜けてきて、渋味が目立ってきます。この手の着香物にしては頑張っている方かとは思いますが、やはり喫煙後半での渋味の台頭は避けられないようです。着香分に替わってバージニア葉の甘味が目立ってくれば良いのですが、この煙草ではそこまで糖度の高いバージニア葉は使っていないようで、ブラックキャベンディッシュのベースになっているバーレー葉の渋味がどうしても見えてきてしまいます。 そして喫煙終盤になりますが、ここでは渋味の台頭がそれ以上進まず、中盤からの喫味が継続します。この辺の粘りは、やはり価格なりのクオリティーといった所でしょうか。一応最後まで着香分の味と香りを楽しむ事が出来ました。 という事で喫煙終了。後味は、やや渋味はありますがベリー系の甘味と酸味が残り、残り香はベリー系でした。 全体的に見て、ベリー系の着香をそれなりに最後まで楽しめる着香煙草だったと思います。着香分は終盤に向けて弱まっては行くものの、何とか最後まで持ってくれましたから、着香煙草としては良く出来ている方だと思います。 着香系のイヤー煙草ですから、作り込みとか強烈な個性とかは期待できませんが、これはこれで一回コッキリの楽しみ方は出来るのではないかと思います。いつもの煙草から気分を変えるために吸うというようなスタイルが適しているように思います。 [そのものズバリの煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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