テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ピーターソンの毎年恒例の限定煙草「スペシャルリザーブ」が今年も発売されています。この銘柄については2014年からレポートしていて、2017年版の今回についてもレポートします。尚、過去の各年のレポートは以下の通りです。 2014年版・2015年版・2016年版 開封時の香りは、バニラとキャラメル、それにシナモンに似た香辛料的な香りも混ざります。カットは、適度な大きさのリボンカットとラフカット、それに一部ブロークンフレイクもあります。湿気は普通です。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時より少しマイルドになった香りが来ました。バニラとキャラメルがメインの香りなのですが、シナモンっぽい香りがかなり強く効いていて、随分と個性的な香りに感じます。一方、味はキャラメル系がメインですが、甘味はそれほど強くなく、むしろ微かな苦味さえ感じます。この苦味の成分は、シナモンっぽい香りの元になっている成分なのではないかと思うのですが、これによってこの煙草は随分と個性的な味と香りに仕上がっています。 火付きと火持ちは良いです。微妙に燃え過ぎる傾向があるようですが、抑えて吸えば問題なさそうです。 喫煙中盤辺りから微妙に果物系の酸味が加わったように感じます。シナモンのような香りとちょっとした苦味があるので、元から軽快な喫味なのですが、そこに果物系の酸味が加わり、益々軽やかな喫味になりました。しかも、軽やかながらもスカスカな感じにならず、円やかな甘味もちゃんと感じ取れるので、ベースの煙草の糖度はかなり高そうです。 喫煙終盤になると、着香分の味と香り=バニラ・キャラメル・シナモンが薄れてきて、程よく熟成されたバージニア葉の紅茶系の甘味が見えてきました。この煙草にはブロークンフレイクが混ざっていたのですが、それが良く出来たバージニア・ストレートのフレイクだったのでしょう、その味が出てきたのだと思われます。着香が抜けた後も、ベースの煙草の味で楽しめるというのは、良く出来た欧州系着香煙草の特長ですが、この煙草もそうした煙草の一つだと思います。 という事で喫煙終了。後味には紅茶系の甘さが残り、残り香はシナモン入りのキャラメルでした。 全体的に見て、ちょっと香辛料的な香りと味が個性的な着香を序盤で楽しめ、且つ終盤もバージニアの甘味が楽しめるという良く出来た美味しい煙草だったと思います。こういう個性的で良く出来た煙草というのは、限定物の銘柄では珍しいと思います。 着香物がお好きでない方にはどうかと思いますが、着香がお好きであれば、かなり楽しめる煙草です。数に限りがありますので、在庫がある内にお試し下さい。 [個性的な煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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