テーマ:パイプたばこを吸おう(1803)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
プランタがパイプ煙草製造から撤退して2年くらい経過しましたが、プランタ製パイプ煙草の日本国内流通在庫は未だに結構あります。この状況は、かつてのマクレーランド社やダンヒル社の撤退時とは大きく違う所です。あの二つの会社がそれぞれ撤退を発表した時には、店頭にあった同社製パイプ煙草は一瞬でなくなって行きました。一方でプランタ製品が未だに残っているという事は、それだけプランタ製パイプ煙草の熱烈なファンは少なかったという事なのでしょう。或いは、個別銘柄のファンはいたけれども、製造していたパイプ煙草銘柄が、安いパウチ物を中心として余りに幅が広かったために、「プランタ」製全体への注目度は高くなかったのかも知れません。実際、銘柄によっては早期に売切れた銘柄もあったように思います。 という事で、今回はいつもの煙草屋さんに未だ幾つも在庫があったプランタの「ブリッグ・ココパイナップル」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは2012年3月の事でした。ココナッツとパイナップルが押し寄せてくるベタベタな着香煙草です。(笑) でも、こういうパイプ煙草も楽しいものです。 現代日本に於いて我々パイプ・スモーカーというのは非常に少数派なので、どうしても「通」ぶりたい気持ちが出てしまいます。ある種、特別な存在として自分を持ち上げて見ていたい訳です。嫌な言い方をするなら、これはちょっと危険な選民思想だとも言えます。で、そういう風な感覚があると、選択するパイプ煙草銘柄に関しても、安いパウチ物着香煙草よりも、より「本格」的な高級缶物非着香銘柄に目が行きがちになってしまいます。こうなると、安いパウチ物を中心に製造していたプランタのようなメーカーは、製品が余り売れなくなって撤退して行き、その結果としてパイプ煙草銘柄が高級品ばかりになり、多様性がなくなります。多様性のないパイプ煙草市場は全体として魅力がなくなり、ユーザーも減って行ってしまいます。つまり、パイプ・スモーカーは自分で自分の首を絞めてしまって、負のスパイラルに陥ってしまっているのです。 ちょっと極端な言い方をしましたが、こういう選民思想的な雰囲気は、自分も含めてパイプ・スモーカーの言葉の端々に時折感じられるのも事実で、自分も大いに反省すべき部分だと思います。まぁ、今は世間全体として煙草に対する抑圧が強くなっているので、煙草好きが自己防衛的に選民思想的な態度を取りがちになってしまう面はあろうかと思いますが・・・。 色々御託を並べるのではなく、「単に美味しいからパイプ煙草を趣味で嗜んでいます」くらいの軽い気持ちや態度で過ごすのが良いのだろうと感じています。・・・パイプ煙草でブログを書いている私が言う事ではないかも知れませんが。(笑) [趣味の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.24 17:30:06
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