テーマ:パイプたばこを吸おう(1803)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
コールハスの限定煙草「リミテッドエディション2022」をレポートします。 ん? この時期に限定物? って感じなのですが、遅れて入荷した年末年始向けイヤー煙草という訳でもなさそうです。何故なら、缶のデザインはフィルム時代のムービーカメラのようですし、缶に入っていた説明書きのカードには「HOLLYWOOD EDITION」とあります。また、そのカードには着香内容を示していると思われる絵があり、そこに「Hollywood Mule: Raspberry Gin Lime」と書かれています。ですから、この煙草はハリウッド絡みの限定煙草で、着香はラズベリーとジンとライムで作ったカクテル「ハリウッドミュール」の味になっているという事なのでしょう。・・・ハリウッド絡みというのは理解できましたが、何故このタイミングでハリウッド絡みの限定煙草を出す必要があったのかは分かりません。・・・う~む。 ま、取り合えず開けてみましょう。 開封時の香りは、果物のベリー系です。それと洋酒っぽい感じもありますから、「ハリウッドミュール」というカクテルの味に着香されているというのは確かなようです。カットは、リボンカットがメインで、そこにラフカットとブロークンフレイクが混ざります。湿気はやや強めです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時よりマイルドになったベリー系の香りが来ました。開封時より随分とぼやけた香りなので、ちょっと肩透かしを食らいます。味の方では、甘味がなく、バーレー葉っぽい硬質なコクがメインとなっています。微かに舌への刺激も感じます。・・・この煙草は味ではなく、ほぼ香りを楽しむためのブレンドになっているようです。 火付きと火持ちはやや良くありません。吸いにくいというレベルではありませんが、こうして記事を書きながら吸っていると、割りと良く消えてしまいます。湿気の割りに詰め過ぎになっていたのかも知れません。気持ちやや緩めに詰めた方が良さそうです。 喫煙中盤になると、明らかに舌への刺激が強まって来ました。味に甘味がなく、香りはベリー系という部分は変わりありませんが、刺激が出て来た分、トータルの喫味としてはシャキッとして来ます。でも、こういう刺激は好みの分かれる所なので、良いか悪いかは判断しかねます。 喫煙終盤になると着香分が薄れて来て、ベリー系の香りが弱まって来ました。舌への刺激は変わらずあって、甘味のない味も同じですから、これで香りが後退すると、私としては余り楽しめない喫味です。ただ、刺激のある硬質なコクの煙草と割り切ってしまえば、渋好みの喫味として受け入れられない事はないかな。 という事で喫煙終了。後味は舌への刺激と硬質なコク、残り香はベリー系でした。 全体的に見て、序盤から中盤にかけてのベリー系の香りを楽しむ煙草でした。一方、味は渋好みで、悪く言えば無機質です。更に、香りが後退する喫煙終盤では完全に渋好み一辺倒の煙草になります。 個人的には、味にもっと甘味があって、そこでも楽しめたら良かったのにと思います。ただ、香りは甘くても味は甘くないというのは、アメリカンな着香煙草では良くある話ですし、「HOLLYWOOD EDITION」と言うだけにアメリカンなブレンドを目指したのでしょうから、それならそれで、そういう煙草だと思えば吸えない事はないです。 何だか歯切れの悪いレポートになってしまいましたが、個人的にはそういう煙草に思えました。 [確かな煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.24 12:30:05
コメント(0) | コメントを書く
[パイプ煙草インプレ] カテゴリの最新記事
|
|