テーマ:パイプたばこを吸おう(1798)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
前回はコールハスの「リミテッドエディション2022」を吸ったのですが、それは「ハリウッドエディション」という謎の別名がありました。何故この時期に「ハリウッド」に因んだ限定銘柄を出す必要があったのでしょう。未だに分かりません。 で、その余韻も冷めやらない今回は、同社の「イースターエディション」を吸います。「イースター」・・・つまり「復活祭」です。今年の「復活祭」は4月17日だったそうですから、時期的にはピッタリですし、こういう祝日に合わせて限定銘柄を出すのは極めて適切だと思います。今回の限定煙草は分かりやすくて良いです。(笑) という事で、開けてみましょう。 開封時の香りは、甘~い果物系です。この煙草の缶の中にはカードが入っていて、そこに着香内容の説明が書かれているのですが、それは「Peach Pear Honey」(桃、洋梨、蜂蜜)となっています。まぁ、正にそういう香りです。カットはラフカットで、明るい色の葉と黒い葉が半々くらいです。湿気は、やや強めでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じ甘い果物系の香りが来ました。甘い香りなのですが、果物系の香りなので、甘さに重みがなく、軽快な感じがします。一方、味の方には甘さがなく、バーレー葉由来と思われる硬質なコクがメインとなっています。香りは甘いのに味は甘くないというパターンは、前回吸った「リミテッドエディション2022」と同じです。 火付きと火持ちは、まぁ許容範囲だと思います。やや湿気た手触りだったので、気持ち緩めに詰めたのが良かったのだと思います。これをいつもの感じで詰めていたら、燃え難い感触になっていたと思います。 喫煙中盤になると、舌と喉を刺す刺激が微かに出て来ました。やっぱりブレンドされていた黒い葉はブラックキャベンディッシュで、それのベースはバーレー葉なのでしょう。この刺激はバーレー葉由来のように思われます。バーレー葉ベースのブラックキャベンディッシュを多くブレンドした着香煙草で、香りは強いが甘味は少ない・・・、本当に典型的な着香煙草だと思います。 喫煙終盤になると着香による香りが抜けて来て、元から甘味のない味と相まって、何だか硬質なコクだけの喫味になって来ました。こうなって来ると、ちょっとシンドイかなぁ。不味いとまでは言いませんが、かなり物足りない感じがします。せめて、もう少しバージニアの甘さが出ていれば・・・。 という事で喫煙終了。後味は微かな刺激と硬質なコク、残り香は甘い果物系でした。 全体的に見て、甘い果物系の香りを楽しむ煙草だったと思います。香りが良い分だけ味の方には比重がかかっていない典型的な着香煙草です。 コールハスの最新限定100g缶を二つ続けて吸った訳ですが、どちらも基本的には香りを楽しむ煙草で、味の方には力が入っていない物でした。まぁ、典型的な着香煙草という事で、そういう風になるのも頷けるのではありますが、そこはちょっとお高い限定100g缶なのですから、もうちょっとどうにかならなかったものかと思います。 ま、でも香りはとても良いので、許せはするかな。 [とても良い煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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いつも拝見しております。
イースター2020をドイツから買って吸いましたが、やはり香りの割に味が渋いです。コールハスの特徴なのでしょうか。 (2022.04.30 14:40:03)
seilaさんへ
ご来場ありがとうございます。 コールハスだから渋くなるという訳ではないかとは思いますが、短期間で販売する限定物では、味に変化をつけやすい着香物が多くなり、その着香物ではバーレー葉ベースのブラックキャベンディッシュが多く使われます。バーレー葉はバージニア葉に比べると糖度が低いですから、バーレー葉系が多く使われる煙草では、香りは強いが味は意外と渋くなりがちだと思います。それを補う工夫がレギュラー銘柄だと行われるのでしょうが、限定物だとそこまでジックリ手をかけていられないかも知れません。そういう辺りが関係しているのではないでしょうか。 (2022.05.01 12:48:12)
SS900IEさんへ
ありがとうございます。あの味はバーレーの渋さなのですね。 (2022.05.01 15:27:08) |
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