カテゴリ:絵本
春!
わが家のさくらんぼの花も、たくさん咲いてきました。 寒さで硬くなっていた心も体も、ゆるんで柔かくなってくるような…。 春は再生の季節。 いろいろなものが、新しく生まれ変わりますね。 私も、もう一度生まれ直そうと思います。 原点に返って。 原点に返ろうと思うとき、私の場合、手に取るのはマリー・ホール・エッツの「わたしとあそんで」。 女の子がはらっぱへ遊びにいきます。 そして、ばったや、かえるや、かめや、りす、かけす、うさぎ、へびたちに出会います。 女の子が「あそびましょ」と言って近づくと、みんな逃げてしまう。 仕方なく池のそばの石に坐って、静かに「みずすまし」を見ていると、みんなが戻ってくる。 小鹿もやって来て、女の子のほっぺたをなめてくれます。 すべての絵がデッサンのように描かれていて、色がついているのは女の子の金髪とオレンジ色の肌、それから動物たちにだけ。しかも、使っているのは、オレンジと黄色の2色。 どの場面でも、おひさまがとってもやさしい表情で女の子を照らし、見守っています。 私が一番好きなのは、 「だあれも だあれも あそんでくれないので、わたしは ちちくさを とって、たねを ぷっと ふきとばしました。」 という場面。 口をとんがらせてわたげを飛ばしている女の子の横顔を見ていると、世界って本当はシンプルなのかもしれない、と思えてきます。 人気ブログランキング クリックで応援お願いします♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.26 23:17:23
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