ベルリンマジック

2021/08/03(火)04:19

デモ

ベルリンニュース(18)

近所のスーパーのレジにいつも陽気な黒人の若い男性がいる 必ずいつも「よう、調子はどうだい?」と声をかけてくれる。 先日突然、「ところであんた、何語話す?」とたずねてきた 何人?とか、どこから来た?とかではなく、何語? すごく深い これって日ごろから差別を意識している人間ならではのコミュニケーションの取り方なのか? 以前同じスーパーで見知らぬドイツ人客にいきなり「どの国から来た?」と聞かれたことがある とっさに「あんたには関係ないだろ」と言って、相手に謝られてしまった。 あとでちょっと申し訳ないとは思ったが、これって時代に合わない質問なんだと思う その点、そのレジの若者の質問は、まあ答えるのに不快感は無いかな、なんて。 さて、その若者、私が日本語を話すとわかると、嬉しそうに「日本語ちょっと出来るよ」 「デモー」 でもー? デモ―? なんだそりゃ、デモかな? と首をかしげる私に 「デモ―って【しかし】の意味だろ?」と、真面目な顔で、、、 コニチワとかアリガトではなく、「でも」、これまた驚き、これも時代か? 日本の動画などを見て覚えたとのこと、なるほど、語尾が伸びているのが、、、なんかわかる。 まあよい さてデモといえば 週末はベルリンで政府のコロナ対策に反対する大きなデモがあった アトリエの近くの大きな通りも、デモ隊の笛や太鼓で大賑わい、警察のヘリコプターがうるさい 駅へ向かう橋からはアウトバーンを占拠するバイカーのデモが見える、すごい轟音、かっこいい! きれいに2列に並んでクラクションを鳴らして、こちらに手を振りながら数キロにわたって。 誰も、何が、誰が正しいのかわからないまま、分断してる、ドイツも日本も、世界中が。 電車に乗ると、マスク着用義務のアナウンスが繰り返され、多くの人はそれに従っている。 そこへ「ワクチン打ってません」と書いてあるT-シャツを着たカップル、もちろんノーマスク。 可笑しくて吹き出しそうになった、ちなみに私は顎マスクでパンをかじってる。。。ごめん でも電車はガラガラで、乗客はそれぞれ皆4メートルくらい離れてるわけで、、、 やっぱり何が、誰が正しいのか全然わからん、気をつけよう。 写真【バイクでもデモ】

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