よい家族
ドイツの日曜日は何もない店はみな閉まって、街は閑散としてる日曜大工?ドイツで日曜に大工仕事をしていたら苦情が来る掃除機をかけるのさえ気がひけるほどトラックも走っちゃダメ、郵便も宅配も来ないでもサッカーで大騒ぎは許されてる、、、なぜ?「よい家族」は家族そろって散歩、教会に行ってその後散歩はもっとよい家族晴れた日曜日の公園はそのいわゆる「よい家族」でいっぱいだまさにマイホーム主義の大集会!ひねくれ者の私の見解では、実は彼らはみな「よい家族」でありたいだけそしてみなその「ふり」をしているだけなのだ。まあよい単にうちの場合、コドモが幼いころは平日いつも私が世話をして、週末はオクサンと交代おかげで「日曜日は家族一緒」という習慣が身につかなかったのだ、よろしくない家族。さて本題アート市は日曜日に開催される、当然そこにも「よい家族」がいっぱい来るケータイを見つめる思春期のふてくされた息子や娘をつれて明るく振舞う両親「これかわいいわねー」とか言うおばあちゃんに笑顔を引きつらせる孫娘みんな「よい家族」を演出するのに一生懸命だ。それでも時々本当によい家族はいるある時、まずベビーカーを押す若夫婦が私の絵に反応するとその夫婦のお母さんがズバリ「おいくら?」、ストレートなお方、素敵値段に納得はしてくれたが、さすがに路上では何なのでその後の個展に招待個展初日に来てくれたのはお母さんとお父さん、さっそくお目当てをゲットその後日すぐに若夫婦が別の絵をゲットそれではすまない、その後息子(若夫婦の旦那)からメールが届く「先日絵を選んだのは私の奥さんで、私はまだ選べてない、アトリエに行きます」どうやらこの家族では女性の決定権が優先されているようだ、よい家族なんとアトリエに来たのは息子だけでなく家族全員、幼い子供も、もちろん日曜日息子がうだうだ選べないでいるあいだ、お母さんは勝手にいろいろ見てるそしてザクっと「これいただくわ」、、、うーん、やっぱり素敵でも「嫁に母親の実力を見せつけてやるわ」という声が聞こえたのは気のせいかともあれ息子もようやく気に入るものを見つけてくれて全てオッケーよい家族日曜日をあなどるな写真【よい休日】