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そうだ、終活しよっ!

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2026年06月18日
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カテゴリ:Travel
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「​生涯最高の旅 第1位-2:カナダ漂流記「君らスキー場で何してるの?​」 までは幾多のトラブルに会うものの、取り合えず無事にLAに帰るべくバンクーバー空港に辿り着いた。
しか~し、ここでリアル「ターミナル」と呼ぶべき事態に巻き込まれるのだった。


スピルバーグの映画「ターミナル」を憶えていますか。トム・ハンクスが主演した、ある目的のため東欧の小国からニューヨークにやってきた主人公が、パスポートを巡るトラブルからアメリカへの入国を阻まれ、そのまま空港に居ついてしまう物語。
そのリアル版をここで演じる事になろうとは夢にも思わなかった。


ウィスラーでスキー三昧の休暇を過ごし、意気揚々とLAに戻ろうと予約したAir Canada便にチェックインをしてセキュリティチェックを済ませ、イミグレーションに向かった。カナダからUSAに入国する際はカナダの空港で米国の入国審査を受けるのだ(たぶん今も)。と、そこで、

” Your VISA was invarid. You can't enter USA."
" What!!! "

またしてもトラブル。しかもこれまでとは重さが違うぞ。係官の話では、お前らはアメリカに入国してもう半年以上経っていて、このVISAでは再入国できないと。
そう俺達、中小企業戦士はなんといわゆる観光ビザで入国していたのだ。これでUSA内は自由に行き来していたのだが、国境ではそうはいかなかった。
さあ大変だ! これは旅行代理店のMaryおばさんじゃダメだ。恐る恐る会社のボスに電話を入れる。もちろん俺達がカナダに旅行することは連絡していたのだが、彼もVISAの件は頭になかったようだ。とりあえず一旦引き上げて、日が変わったら担当者も変わるから入国できるかも、という緩~い考えで一旦引き下がった。


実はこの時はまだあまり深刻に考えていなかった。せっかくの機会だ、バンクーバーの街を見ておこう。予定では通過するだけのバンクーバーで思いのほか時間ができて、何か得した気分だった。この時は・・・
バンクーバー、素敵な街なのよ。海はある、山も近い、緑が多い、食い物もうまい。とりあえず今日の宿を探してチェックイン、ホテルの周りでディナーを取った。(いい気なもんだ)



ここから彷徨が始まる。翌日、何気ない顔で再び空港を訪れイミグレーションに向かう。
” No!”
ですよね。でも午後になればまた変わるかも・・・
” No! "
あ~、ですよね。今日は日が悪いみたいだから、引き上げよう。

(引き下がった後で立ち寄ったバンクーバー美術館。)



会社に再度連絡しても、明日もう一回チャレンジしろと。滞在11か月の相棒はもう諦めムード。5か月目の俺は元々オプティミストなので、まあどうにかなるさ的。なのでこの際だからバンクーバーを楽しもうと、美術館、チャイナタウン、大橋巨泉の店と歩き回った。

帰り際、国際線のArrivalで家族や友人を待つ人々を横目に通り過ぎようとすると、3歳くらいの男の子が規制線も気にせずに走っていく。
" Dady, Dady! "
髭もじゃのパパが嬉しそうに男の子を抱き上げる。そこだけホワッと暖かな灯りが燈ったように。
俺達はまるで根無し草・・・


3日目、再々チャレンジ。今日もAir Canadaのフロントで手続きする。もうフロントのお姉ちゃんとは顔なじみだ。ちょっと格好良くない?(いや、良くない!)
するとイミグレーションに近付いた時点で、最初の係官が脇に立っていて取っ捕まった。別室に来いと。やっべ~、いよいよお仕置きかぁ?
「何度来てもダメだ。もう日本に帰れ。」
だと。あ~あ最後通告だよ。

長期滞在の相棒は観念して日本本社に連絡を入れた。で結果、日本に帰ってこいと。俺はと言うと、カナダ国内を移動して東海岸からもう一度入国をトライしろと言うことになった。
ガックリと肩を落とす相棒、小さくガッツポーズする俺。だってトロントとか初めてだし。ひょっとするとナイヤガラが見られるかも。(オマエナァ、自分ノ立場ヲワキマエレバ?)


「やだなぁ俺、日本に帰ったら怒られる・・・」
「やだなぁ俺、LAに帰ったら笑われる・・・」

悩みはそれぞれである。そして翌日、相棒は日本に帰り、俺はトロントに渡った。
トロントで自由時間取れますか、とLAのボスに聞くと
「バカ野郎!」


(日記とは全く別日のミシガンのスキー場にて、Lorenと)

当然ですよね。それどころかトロントで仕事を作ってくれた。しかもこの写真の髭面Lorenが救助隊で来てくれた。俺の着替えのスーツまで持って。で翌日、客との打ち合わせも無事済ませて、トロント空港からLAX行きに搭乗しようとすると・・・乗れた! 何のお咎めもなく乗れちゃいました。やっぱ入国審査なんて係官の思惑一つみたいだよ。


てな訳で命からがらMy Officeに帰って来た。何事もなかったかのようにとっ散らかったデスクに座っているが、ボスには怒鳴られるは同僚には笑われるは。


ファクトリーのメキシカンにはひやかされるは。当分、コイツらが俺を呼ぶ時は、
 Hi, Mr. Vancouver!
だった。みんな気のいい奴らだったな。今頃どうしているんだろう・・・




<#カナダ #バンクーバー #トロント #VISA #パスポート #入国審査 #ターミナル #トムハンクス #大橋巨泉>






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最終更新日  2026年07月01日 18時36分28秒
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