出来立てが美味しい、からあげ屋
家からそう遠くないところに、から揚げ屋があるのですが、今日の晩御飯のおかずに、から揚げを買いに行きました。から揚げというのは鳥のから揚げで、モモと手羽先のから揚げがあります。から揚げ弁当もあります。でもそれだけです。小さな店で、夫婦で営業しています。注文するとその場で揚げてくれます。その代わり、10分くらい待つ必要があります。でも揚げたてのから揚げは、すごく美味しいので10分待つ価値はあると思って、買いに来るのです。から揚げができて、お金を払い、商品をもらいます。お店のおばちゃん「ありがとうございました。」私は「ありがとうございます。」といって店をでました。何気ない買い物の風景なのですが、ここに本来あるべきやりとりが含まれていると思います。注文をして、おばちゃんがわざわざから揚げを私のために作ってくれた。だからお金を払うときに、作ってくれたお礼にありがとうと自然に言えます。大阪の方々は、これが良くできていて感心したことがあります。私たちはお金を払うときに、物やサービスを提供してくれる人への感謝を忘れがちです。時々、お店で「こっちは客なんだから・・・」と偉そうにしている人を見かけますが、これは勘違いです。本当は、物やサービスとお金を交換しているだけなのでお金を払う側は偉いわけでもありません。売る側はお金を払ってくれてありがとう、ですし買う側は、物やサービスを作ってくれてありがとう、というのが本来あるべき姿です。スーパーマーケットやコンビニで買い物をしていると、すでに作られた商品が置いてあって、商品を作った人も分からないし商品を作った人ではない人からレジで買うことになります。だから、直接的に商品へのありがたみが分かりにくくなっているのです。だからこそ、先ほどのから揚げ屋のように、商品を作ってくれるありがたみを感じられる店は大事だと思うし、そういった店に時々訪れて、感謝の気持ちを思い出し、忘れないようにしたいと思っています。スーパーでもレジでありがとうと言ってみてください。レジの方のスマイルが買えるかもしれませんよ?