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![]() 昨日は撮影で鷺沼周辺をうろうろしていました。家を出る時は大雨、撮影が始まったら曇り空、終わった後はうっすら夕焼け。一日の中で天気がコロコロ変わりますね。春ですね。塩安ですね。 選手名にまつわる話はいい加減やめます。今回はがらりと話題を変えて、普段つくづく感じるある持論について文章化することにしました。 ■仕事をがんばるあなたは美しい、たとえ家族が知らなくても。 スポーツ選手だから華やかで格好いい、サラリーマンだから地味で格好悪い、なんていう短絡的な職種間の差はこの世に存在しない、と僕はこの場を借りて強く言いたい。両者の違いはただ一つ「仕事をする勇姿がメディアを通じて世間に広く公開されるかどうか」だけ。 ちびっ子がサッカー選手になる!とかフィギュアスケートの選手になる!なんて言い出すのは、テレビ等を通じてその仕事ぶりを目撃できるから。役者や歌手も同じ。さらに言えば、幼稚園の男の子が電車の運転手に憧れたり、女の子がケーキ屋さんとかお花屋さんに憧れたりするのも、これらの職業を普段の生活の中で目撃する機会があったから、と同じ理屈で説明がつく。第一に、仕事人は一通り凛々しい姿をなさっていて(少なくとも凛々しい瞬間があって)、目の当たりにすればそれなりにかっこ良くみえる。これは自然の摂理。あとは「目撃する機会がある職業=憧れる職業」になるということだけではないか。 そう僕が強く感じるのは、普段の職場で目撃する企業戦士たちの姿に起因している。今まで特に触れていなかったが、わたくし塩安は平日をサラリーマンとして過ごしています。職種はエンジニア。某自動車メーカーでディーゼルエンジン開発の実験業務を担当している。こんな重工業ドップリな職場は当然ほとんどが男で、皆一様にスタイリッシュとはほど遠い姿で日々の業務に追われている(自分もその中に居て人のことは言えないが。。)のだが、その一見ぱっとしない人々でも、ちゃんと格好良く見える時がある。実験結果のグラフを鋭い視線で凝視する姿、技術的判断を下し次の一手を指示する姿、実験成果を会議で理路整然とプレゼンする姿、なんてのはベテラン技術者の域だが、たぶん素人にもなかなか凛々しく堂々としてみえる姿だと思う。 しかし、こんな仕事人の姿を奥さんや子供たちはたぶん知らないんだ。きっと一度も家族に仕事姿を見せること無く定年を迎えるお父さんなんて沢山いる。「朝早く家を出てなんかよく分からんことやって夜遅くに帰ってくるオッサン」という父親像が家庭内に横行しても全然不思議じゃないだろうなと思う。僕の実家が自営業で父親の職場でよく遊んでいたのでなおさら違和感を覚えるのかもしれない。 あまりにも家庭をないがしろにしている、早く帰って家族と一緒の時間を増やせばいいのに、と思ったり実際に言ったりする時もある。だが、逆に「もしスポーツ選手が彼らのように朝から晩まで試合や練習に明け暮れていたらもっと褒められてるんじゃないか」とも思うのです。どんなに遠くに遠征していてもスポーツ選手ならテレビ中継なり新聞や雑誌なりで「お父さんがんばってるな」の事実が伝わりやすいけど、普通の会社員が出張してもその成果を家族が知るすべはまずない(ていうか守秘義務にひっかかったりもする)、例えばの話です。そんな職業の本質でない特性に寄って、脚光を浴びる職業とそうでない職業が分けられるとすれば、お父さんたちがなんだか不当な扱いを受けている気がしてくる。不憫すぎる!と。職場の中年エンジニアを観ながら一人勝手に同情&憤慨しているのです。 何度も言うが、どんなにパッとしない容姿のオッサンでも少なくとも仕事中はそれなりに凛々しいはずで、そしてそれは業種に依存しない(この前世話になった引越し業者のきびきびした運びっぷりなんて、子供がみたら父ちゃんかっこいい!と思うに決まってる)。観たことも無い職業に子供が憧れる訳が無いのだから。今度会社に「お父さんお母さんが職場に子供を連れてくる権利」なんてのを提案してみようかしら。 というわけで今回の写真では働く凛々しい姿を紹介することにしました。ぎりぎりスターサッカーとリンクさせるためにドイツ人にしました(W杯)。僕が注文した鞄を手直ししてくれています。ベルリン市内の彼の工房は美しく、そして自宅でした(赤ちゃんと奥さんが居たから多分そうだと思う)。彼の息子は彼を目指すことでしょう。 http://www.okujo.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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