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カテゴリ:電子工作
Arduinoだけでも、プリンタポートのチェックは可能なのですが、Arduinoの電源供給がUSBであることもあり、どのみちUSBで接続するなら、モニタ用のPC側で、状況を確認する方法もあります。
![]() Arduinoのプログラム開発環境にはシリアルモニタが付属しています。 ![]() シリアルモニタを起動すると、STROBEがONになるのを待ち受ける画面が表示されます。 ![]() 98ノート側で、作成したPRNCHK.BATをDOS環境(又はDOS窓)で保存したフォルダにカレントディレクトリを移動してから実行します。(PRNCHK リターン) 起動すると0-7、S、B、Qのキー入力待ちが表示されます。 入力するキーでの動作は以下のとおりです。 ・0:bit 0をHighにする(0b00000001をプリンタポートに出力する) ・1:bit 1をHighにする(0b00000010をプリンタポートに出力する) ・2:bit 2をHighにする(0b00000100をプリンタポートに出力する) ・3:bit 3をHighにする(0b00001000をプリンタポートに出力する) ・4:bit 4をHighにする(0b00010000をプリンタポートに出力する) ・5:bit 5をHighにする(0b00100000をプリンタポートに出力する) ・6:bit 6をHighにする(0b01000000をプリンタポートに出力する) ・7:bit 7をHighにする(0b10000000をプリンタポートに出力する) ・S:STROBE信号のON/OFFをトグルする ・B:BUSY信号の状態をモニタする ・Q:スクリプトを抜けてDOSプロンプトに戻る ここでは0(bit 0)を選択して、0b00000001をプリンタポートのData bitに送信します。 ![]() Arduinoでプリンタラインの状況がモニタされ、モニタ用PCに結果を表示します。 この例では、モニタ用PCにbit0のラインがHIGHになり、0b00000001を受信したことが示されています。 途中、98ノートとArduino間のネゴシエーションのためのSTROBE信号やBUSY信号に変化についてもモニタ用PCに表示されます。 98側のスクリプトが正常に終了して、次の入力の待ち受けになった場合は、98ノートのプリンタポートのSTROBEとBUSYが正常であることが判ります。98ノート側の画面で、Waiting.....と表示される様な場合は、STROBEまたはBUSYが故障していることになります。 ![]() DATAラインは8本あるので、bit 0からbit 7まで順にこの作業を繰り返します。 これらが、正常動作した場合は、98ノートの単方向データ通信に問題はなく、正常であるという結論になります。
98ノートのプリンタポートチェッカー の記事は、以上です。
Last updated
2022.05.06 15:35:32
コメント(0) | コメントを書く "Bin-Star"のブログへようこそこのブログでは、一般的には高価と考えられている望遠鏡や天体撮影機材の中から、コストパフォーマンスの良い製品に関して、私自身の経験談を紹介します。また、PCやマイコンの融合をはかる新たな企画を公開していきます。 オートガイドは、非常に面倒で、高額機器であり誰でも手を出せるものではなかったが、 PC不要のNexGuideの登場以降、その敷居は一挙に下がった。一方、最初からST-4端子を装備している赤道儀コントローラーは少なく高価である。そこで、汎用赤道儀コントローラーのST-4増設方法を紹介する。 分解や改造は故障の原因となるばかりでなく、メーカーの一切の保証を受けられなくなります。分解や改造は自己責任で行って下さい。
NexGuide ST-4 Converter
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