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カテゴリ:road to TOKYO2020
晴海、旧国際展示場跡地。
右奥に、旅客船ターミナルが望めるほかは、建物のない広大な空き地になっています。 2020年に向けて、ここにオリンピック選手村が建設されます。 この広大な空き地にどんな未来の風景が広がるのでしょうか? 選手村は、民間が開発し、オリンピック終了後、住宅として一般に販売されるといいます。 都心近辺でのこれだけの大型開発は前例がありません。 単に高層住宅が、立ち並ぶだけでなく、訪れる人にも楽しく、くつろげる街になってほしいものです。 そういうポテンシャルを持っている立地だと思います。 晴海旅客船ターミナルへ行く途中、すでに樹木の移植に備えて伐採が始まっていました。 土地の利用計画に合わせて移植するのでしょう。 さらに進んで、晴海ふ頭の突端まで行くと、旅客船ターミナルが見えてきます。 この旅客船ターミナルの完成はバブル末期。できたころは海の見えるおしゃれなレストランなど、トレンディースポットとして話題になりました。今はそのレストランもなくなり、静けさの中にあります。 最近は、レインボーブリッジをくぐれない超大型客船も増えており、お台場近くの船の科学館近辺に新ターミナルの建設が予定されています。ここの位置づけも変わってくるのでしょう。 オリンピックの期間中はカジュアルダイングとして利用されることになっています。 この景色どこかで見覚えがありませんか。(手前の船を除いて海の向こうのビル群のほうです) そうです。東京オリンピックの最終プレゼンで何度か出てきました。 http://www.youtube.com/watch?v=frLZeeU9760#t=9m33s あの最終プレゼンの動画はなかなか秀逸でした。 冒頭、海辺でのバスケットボール選手と少年の交流から始まり、スポーツから始まる勇気、交流などを印象に残るシーンで綴っています。そして最後には、成長してバスケ選手になった冒頭の少年が、異国の少年に思いを引き継ぐ・・・ スポーツの素晴らしさが映像から伝わってきました。 この時のプレゼンテーションを指導したのが、五輪招致戦略コンサルタント、ニック・バーリーさん。 ロンドン、リオデジャネイロ、東京と3都市連続で招致獲得へと導きました。 プレゼンというとどうしても、自分の言いたいことを中心にしゃべってしまいますが、この本では、誰にプレゼンするのか相手を知る事が最も重要だと説きます。これは、あらゆる場面でのプレゼンに役立ちますね。 相手を知らずに営業はできません。まずは相手を知る事・・・。これまで、この事を考えて仕事をしていれば、全く違った結果になったのではないかと思ってしまいます。 話がそれました。 旅客船ターミナルの最上階は、展望デッキになっています。 公園越しに汐留方向を望む西側の眺望です。 手前の晴海ふ頭公園は、ジョギングコースや陸上トラックの整備された公園となります。 選手村予定地全景を望む北側の眺望 右側の帆船の見える水路のあたりは、水上のレストランになる計画です。 その他の敷地は選手村の宿泊施設などになります。 レインボーブリッジを望む南側の眺望 レインボーブリッジが真正面に望めます。 レインボーブリッジを拡大しました。 豊洲方面を望む東側の眺望 運河の向こうの工事は、築地市場の移転先となる豊洲新市場です。 隣接して中央清掃工場があります。 かつては、清掃工場から出るダイオキシンが社会問題になった時期もありましたが、現在は大きく改善されて、かなりクリーンになってきています。清掃工場の煙突に匹敵する超高層住宅が間近に建ち並んでおり、こういう環境テクノロジーも世界にアピールされていいのではないでしょうか。 下の写真、帆船のあるあたりには、水上にカジュアルレストランができる計画になっています。 隣接して環境2号線の工事が佳境です。(都心方向) 環境2号線は、この地区を貫く大動脈になる予定で、あの虎ノ門ヒルズの地下を通過して、赤坂につながります。 晴海から豊洲側に向けた環境2号線。 新装、移転中の月島警察署 店舗はまだ少ないですが、サイクルショップがオープンしていました。 住友不動産 超高層ツインタワーマンション。既に開発の足音は高まっています。 豊洲に向かう橋の上から見た晴海の倉庫群。 オリンピックの計画図では、ここは、選手村に隣接する運営ゾーンになっています。 運河沿いには、誰もいないベンチが点在しますが、再開発完了時には、憩いのスペースになるでしょう。 前回の勝どき編でも書きましたが、オリンピックを契機に水辺の都市東京が再認識されるのでなないかと思います。 この街を取り囲む景色は、素晴らしくとても魅力的な街になると思います。 次回は、豊洲を巡ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.05 17:51:05
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