LAYちんのよもやまよもやま VOL.832「教科書沖縄関連の記述にヒステリーにならない様に」
記述の仕方に、気を遣わなくてはならないと思う内容。今回の俺の日記と、教科書の記述内容と。第2次世界大戦末期、アメリカ軍に上陸された沖縄において、軍が一般市民に自決を『強要』したことは間違いが無いようだ。しかし、だからといって無節操に狂信的軍命とするのは、危険であると認識する。というのも、この『自決強要』をした根幹的要因がまるで語られていないからだ。現代社会で語るにしても、殺人行為に対して、その因縁関係に対しての考慮が為され、この是非を問うている。で無ければ、事故・故意・人数の全てに関わらず、殺人に対する罪状は全て『死刑』だ。集団自決を強要した軍ないしは軍人の、『強要してでも自決すべき』とした理由はなにか?それを問うて、その後で『強要を非難』するべきである。例えば、前線で戦闘をしていた元日本兵がよく語る『天皇万歳』として特攻した兵士は、それをどこまで心底に刻んでいたのか。語り口調を信じるなら、文字通りの『心底からの』ものである。ならば、コレは軍人のみの事なのか?それまで、少年兵と言えど13,4の頃までは市井に生きていた『日本人』である。影で泣きながら息子を送り出した母や近所のおばちゃんなどを見てきたはずだ。それでいきなり、軍人になった途端に『天皇万歳』と言うのが先ずおかしいのだが、現在の『戦争証言』には、そういった矛盾が山ほどあることを鑑みなければならない。アメリカ軍の提供するフィルムには、米軍兵の呼びかけからさえも逃げるように崖から飛び降りる女性の姿が映し出されている物も少なくない。そこに日本軍人の姿は無い事をどう説明するのか?逆に、日本人の隠れる洞穴に火炎放射をかける米軍のフィルムもある。コレを遠目に見た日本軍の偵察兵からの報告があったとして、それを受けた上官はどのように判断し、どのように市民に伝えただろう?同じ殺されるのであれば、火炎放射で焼き殺されるのと、手榴弾で一息に死ぬのと、何れが苦しまずに死ねるか。戦略を決定するうえで最も重要な『戦況報告』が、本部『大本営』のみならず、部隊レベルでも『意図的な虚偽報告』が為されている状況下で、誰が『自決強要』の最終決定を下したか。この答えとなる記述が見つからない。また、その現場にいたという老人が70代前半と言う事は、当時は10歳前後ということだ。当時の社会状況や、軍人を含む大人たちの状況を理解していたとは考えにくい。鵜呑みにすべき証言ではないと警戒する必要がある。さらに、『鬼畜米英』と言う言葉が国家のプロバガンダであるにしろ、コレを国威高揚とした思想操作である事を、どの程度の人間が理解できていたか。『はだしのゲン』における兄弟(弟だけか?)は、イナゴを食べて羽を生やして竹やりで米軍機を墜とすと語っている。現在の子供では到底信じないような話を、当時の子供は信じるのだ。そういう思想や思考の違いを考察せずに、当時の軍人の行為のみを非難するべきではない。『軍による強要はあった。 それには、こういう理由があったためだ』教科書に真実を書けというなら、このように書かなければならない。『天皇は神』と言うのが日本軍によるプロバガンダとしているが、こういうウソを放置して、第2次大戦時の日本軍に対する非難的記述は虚偽である。それは明治維新からの政府方針であり、それ以前の日本の民族思想に基づく政策を利用したものだ。そもそもの神話に基づく思想があり、明治政府以降の70年で『天皇万歳』に繋がるのだ。片方のウソを放置して、片方で真実を語るのは鼻で笑える行為であり、その真実も怪しいとなれば、教科書の査定などと言う次元の問題ではない。当時の人間の思想は、当時の人間の範疇で語る必要があり、その上で現在の思想を語るべきだ。特に女性を考えれば、『鬼畜米英』に捕らえられて以降の陵辱を、当時の『男性』が容認できたか。最前線に出征している軍人たちが帰還したときに、女房子供が陵辱を受けていたとして、当時の貞操観念がそれを容認できたか。実際に米軍・英軍が『鬼畜』であるかどうかではなく、そう信じていた日本人が、である。俺はそこを考慮したうえで、『再発されないように』非難するべきだと考える。俺が当時の軍人であれば、集団自決の強要を非難は出来ないだろうし、一般人であってもおそらく非難は出来ないと思う。軍人だけが戦争にひた走ったわけではなく、植民地を得るための戦争を容認した世界経済があり、市民がその方向に向かって一緒に歩いたのだという事を、忘れてはいけない。それを忘れては、同じような戦争に向かうのをとめることは出来ない。一般人が政府と政策を監視し、矯正する義務を怠った結果が戦争であると言う事実をこそ、教科書に載せるべきであると提唱する。軍人の所為だから俺たちは関係ないとして、ヒステリーを起こしているだけではダメなのだ。魂のお知らせ我が地元の期待の星『BACK-ON』を爆・応援!! BACK-ONチェック↑↑↑チェック↑↑↑チェック故「塩沢兼人」さんの公認ファンクラブのHPから、正式にリンクの許可をいただいたので、紹介します。 (ドリーミンへ)HP名は『Dreamin’』です。俺にとっての「兼人」さんはやっぱり『マ・クベ』かな。詳しくはこちらこのページ「LAYちんの~」を見て、俺に反感を持った方は俺に対して文句を言ってください。間違っても『Dreamin’』に対していたずらをするようなことはやめてください。古谷徹さんのHPへのリンクも許可していただきました。リンクフリーなのですが、一応古谷さん本人の了解を得ておきました。(Toru's Home1)(Toru's Home2)追記ガンダムMS関連テキストへガンダム関連画像へ(外部及び『魂のお知らせ』以降のリンク先、携帯では出ません)