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2016年10月04日
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​​​読み書きが苦手な子どもには、一体何が起こってるのでしょうか?

ただ、その理由を理解するだけでも、
子どもの苦しみを取り去る大きな助けとなります。

​​​

【本を読むときの問題】

○ 本を読むのが遅い(拾い読み)
○ 文字や言葉が逆転する
○ 行をとばして読む

○ 本の下の方や端の方を読み間違える
○ 予測で読む


【字を書く時の問題】

○ 書く文字が整ってない
○ 字が枠に収まりきらない(大きい)
○ 文字の大きさが極端に違う
○ 上下左右が反転している
○ 漢字が苦手
○ 漢字の「へん」と「つくり」が逆転する
○ ローマ字や英語が極端に苦手

​こういった子ども達は、どのように文字が見えていると思いますか?

☆ 文字がぼやけて見える

☆ 文字が二重に見える

☆ 文字が動いて(ゆがんで)見える

​​などありますが、『実際に起こっていること』としては
☆ 左右(あるいは上下も)が逆転している
と、いうケースが一番多いと私は考えています。

いずれのケースでも、子どもは、ずっとそのような状態で文字を見ていますので、
それを『当たり前』と思っていて、
『自分の見え方がおかしいから、文字の読み書きが難しい』
とは決して言わないんです。

良くなってから『以前はこうだった』と、言うのです

​もの凄く厄介なのは、全てが無意識の中で行われるということです。​

幼い子どもは、平気で絵本を逆さまに見ています。
上下逆である事は、全く問題では無いのです。

上下の正中線が統合されたとき、初めて上下を認識します。

左右の正中線が統合されるのは、それよりもかなり遅く、6~7歳ぐらい。

もっと遅い子も沢山います。

​​​1年生ぐらいですと、『左右が分からない』『鏡文字を書く』ということは、
ごく普通なのです。

※7歳で77.5% 田中敏隆「子どもの認知はどう発達するか」

大昔から、世界中どこでも、
『子どもに6~7歳から文字を教える』ということが一般的なのは、​
 子どもの体と脳の発達が文字の学習を可能にするのが、
 6~7歳ぐらいだからです。


5歳ぐらいだと、子どもは左右の正中線を越えておらず、
従って、文字を書こうとすると、しばしば鏡文字になります。

これは、頭の中で逆転している文字をなんとか反対にしようとして、
し損なっているのだと思います。

試しに文字を左右逆に書いてみてください。
すごく難しくて時間が掛かるし、文字も乱れますね。

それでも、見本があると、まだ書ける。

これが見本無しで頭の中で反転して書くのは大変!!!なんです。
正に、上に例で挙げたような問題が出てくるはずです。

こういう感じで、小学生になっても、大人になっても、
左右(あるいは上下も)逆転した世界の中で、
​非常に苦労して字を読み書きしている子がいる​のです

いやいや!普通に歩いているし、作業も、スポーツができているのだから、
左右(上下)逆転してるなんて、有り得ないだろう。

と、思われるかも知れません。

G・M・ストラットンという人が
プリズムを使って上下左右が逆転する眼鏡をかけるという実験を行いました。

最初は上下左右が逆に見えて大変だったそうですが、しばらくすると慣れて普通に見えたそうです。

この実験は、後に色んな人がやっていて、とても面白いレポートがあるので、
興味のある方は是非、読んでみて下さい。

文字が苦手な子どもの問題と、あまりにもピッタリ一致することに驚かれると思います。

6歳ぐらいでは、まだ左右の正中線が越えられていないのが普通です。
これは全く正常な発達です。

それ以前の子どもは、左右(または上下も)逆転した世界に住んでいます。
その子どもに文字を教えたとします。

大変苦労して、それでも頑張って、文字を逆転させながら書くようになるかも知れません。

でも鏡文字を書くかも知れません。

それを無理に矯正して直すとします。

子どもの脳の中は、大混乱になるでしょう。


そのようなケースであっても、体に働きかけることでミラーリングを完成させると、

漢字が覚えられるようになり、別人のように美しい字を書くようになるのです。

【参考資料】
『小児科診療室』ミヒャエラ・グレックラー
『FOUNDATIONS OF THE EXTRA LESSON』Joep Eikenboom

『怠けてなんかいない!』品川裕香


怠けてなんかない! ディスレクシア 読む・書く・記憶するのが困難なLDの子どもたち
エクストラ・レッスン 読み・書き・計算に困難のある子どものための動きとお絵かきのエクササイズ【電子書籍】[ オードリー・E・マカラン ]



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Last updated  2019年02月22日 20時46分55秒
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