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カテゴリ:読書感想文
先日、買った古本(Tレヴィングクロフト)同じじゃないけどよく似た本がありました↓ ヒトラーとロンギヌスの槍 あのヒトラーの世界観を作り出した原因ともなった「ロンギヌスの槍」について書かれた本。ロンギヌスの槍・・・というのはイエスキリストが磔刑になった時、そばにいた百兵卒のロンギヌスがその死を確かめるために突いた槍とされています。槍を突いた時に血と水が流れ、白内障だった彼の目が癒されたという。ロンギヌスはその後、クリスチャンになる。その槍を持つものは善であれ、悪であれ世界を制すると信じられ、2000年近くにわたり、権力者が所有することを切望し、実際に手にして世界を治めた者もたくさんいるそうです。 建築や絵の勉強をしていた若く貧乏なヒトラーが足しげく通った図書館でその存在を知り、博物館で「ロンギヌスの槍」に対面し、啓示を受ける。槍だけでなく、ワーグナーの音楽、ニーチェ、ショーペンハウエルなどの思想を取り入れ、独自の世界観と征服の野望を膨らませるヒトラー。実際の歴史的事実の裏側でひそか息づいて力を増大させたオカルト的思想。なんか、恐いけどおもしろいです。とんでもない残虐な行為の陰でそれに賛同した者がいたのは事実で、どこかに人間を引き付けるだけの魔力があったと考えられなくもないですね。 子供の頃、家にはそんなに本はなかったのですが、細くか弱い少年が岩に突き刺さった剣を抜こうとしているディズニーの絵本がすごく好きだった思い出があります。検索してみたら「王様の剣」というタイトルでアーサー王について書かれた絵本でした。「ロンギヌスの槍」についてはこの絵本と「エヴァンゲリオン」がまず頭にうかんだのですが・・・ 王様の剣 家には他に「小公女」や「秘密の花園」や「赤毛のアン」とかいかにも少女が読みそうな本もあったのですが、どれもちょっと読んで止めてしまってましたね。好きだったのは「保元・平治の乱」とかシェイクスピアの「ベニスの商人」。この2冊はドキドキしながら読みましたっ。やっぱり子供の頃から、どーも女の子っぽいのは苦手だったようで(^^;) さてさて、読書に戻ってどうやってヒトラーがオカルト思想にのめりこんでいったのかを追ってみたいと思います。(教会の人にこんな本読んでいる、といったら眉間にしわを寄せられそうですが^^) 徳川幕府を陰で操った天海上人とか呪術とか占いで世界を裏側から支えた歴史上の人物って昔からすごく興味があるんですぅ。マニアックかも??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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