クラシックな日光金谷ホテル
3月の飛び石連休、母へのバースデープレゼントに日光金谷ホテルに宿泊してきました。毎年恒例の母の誕生日祝いの旅、昨年は震災でキャンセルとなりましたが、今年は旅立つことができました。クラシックホテル大好きな私たち母娘。親戚のいる日光・鬼怒川エリアには何度も訪れたことがありますが、今回は母が以前から泊まりたいと言っていたこの日光金谷ホテル宿泊を目的に行ってきました。明治6年、自宅の一部を外国人の宿泊施設とした「金谷カッテージイン」。これが金谷ホテルの始まりです。以来、ヘレンケラーやアインシュタイン、皇室の方々など、国内外の要人に愛され避暑リゾートとして礎を築きあげました。現存する日本最古の西洋式ホテルであり、登録有形文化財に指定されています。左の建物が1階昭和11年、2, 3階明治26年建設の本館、右は昭和10年建設の別館。本館は、明治26年建設時には現在の2階と3階だけでしたが、 昭和11年別館建設と併行して本館前面の土取りをし地階の大改造を行い、ロビー、フロント、Bar等を設置し現在の3階建となりました。本館正面玄関入口KANAYA HOTELの看板と木製の回転ドアがレトロ感たっぷり。少々重たい木製の回転ドアを押して入りますと・・・フロントがあります。フロントの右奥にはロビー、左には売店とBar。売店内には金谷ホテルベーカリーもあります。庭園を望むロビーロビー後方の階段を上がりますと、2階にはダイニングルームが。金谷ホテルはレストランにも定評がありまして、ここで夕食・朝食とランチに百年カレーの3食をいただきました。食事のレポは後ほど・・・17時からの館内ヒストリーツアーで、ホテルの歴史や各施設の説明を受けました。どこもレトロ感たっぷりでたくさん写真におさめてきましたが、特に明治26年建設のこのダイニングルーム周辺には明治ロマンが感じられる調度品が残されていて素敵でしたので一部をご紹介しましょう。明治時代のランプダイニングルーム入口の凝った彫刻縁に植物の彫刻が施された大きなミラー明治時代の日本では、インテリアにミラーを飾る習慣がなかったが、西洋から取り入れたそう。ダイニングルーム手前の待合室鳥居に囲まれたミラーが印象的。待合室から吹き抜けのロビーを見下ろしますと・・・回転ドアの内側上部には彫刻があります。私たちが宿泊したのは昭和10年建設の別館。庭園からの外観です。この建物、どこかで見たことがあると思ったら、4年前に宿泊した箱根富士屋ホテルの花御殿とそっくりなのでした。二つのホテルは一時親戚関係にあったのだそうです。木造の別館入口も歴史を感じさせます。客室の様子は次回・・・