10月の和菓子
長雨から猛暑、9月に入り秋めいてきましたが、10月に入り秋本番となりました。この秋は、どのお菓子をいただきましょうか?栗かのこ西陣に店を構える聚洸の栗菓子といえば、この「栗かのこ」。“かのこ”は“鹿の子”のことで、小鹿の背中のまだら模様に似ているところから名付けられました。栗好きにはたまらない、極上のお菓子です。■御菓子司 聚洸【営業時間】10:00~17:00(予約販売のみ)【定休日】日曜日、水曜日、祝日【電話】075-431-2800【アクセス】地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」から徒歩約15分、市バス「天神公園前」バス停から徒歩約4分 Google map山柿柿の実がたわわに実る光景を、この季節にはよく見かけます。その柿の実をついばみに集まる小鳥たち。秋ならではの風情が感じられる景色です。“ねりきり”で柿を模ったお菓子。中には、白あんに刻んだ柿を混ぜた「柿あん」がくるまれていて、日頃食べなれている和菓子とは少し異なる印象となっています。■亀屋良長【営業時間】9:00~18:00【定休日】1月1日・2日【電話】075-221-2005【アクセス】市バス「四条堀川」バス停から徒歩約3分 Google map【公式ホームページ】https://kameya-yoshinaga.com/雅(みやび)時代考証をもとに再現された明治維新から平安時代へとさかのぼる歴史絵巻が、秋晴れの下で開催されることを祈るばかりです。和菓子も時代祭にちなんだお菓子が登場します。「雅」は、華やかで美しい着物の袖を表現した外郎(ういろう)製のお菓子です。■長久堂 北山店【営業時間】9:30~18:00【定休日】1月1日・2日【電話】075-712-4405【アクセス】地下鉄烏丸線「北山駅」から徒歩約10分 Google map【公式Facebook】https://www.facebook.com/chokyudo/光琳菊尾形光琳によって創り出された菊の文様が、「光琳菊」。その文様をモチーフにした薯蕷(じょうよ)饅頭のお菓子です。■鍵善良房 四条本店【営業時間】9:00~18:00、喫茶9:30~18:00(ラストオーダー17:45)【定休日】月曜日(祝祭日の場合は翌日)【電話】075-561-1818【アクセス】市バス「祇園」バス停から徒歩約3分 Google map【公式ホームページ】https://www.kagizen.co.jp/写真:小倉夢桜 —Yume—和菓子ライフデザイナー/ライター/フォトグラファー。京都五感処・京都Loversフォーラム代表。2012年よりホームページ『きょうの「和菓子の玉手箱」』を運営し、毎日京都の和菓子を紹介し続けている。現在は『月刊京都』(白川書院)で「月刊京都版・きょうの『和菓子の玉手箱』」を連載中。【きょうの『和菓子の玉手箱』】http://kyoto-lovers-forum.com引用:大地の恵みに感謝する、10月の和菓子 4選 ~鍵甚良房~、そうだ京都、行こう。