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カテゴリ:ライヴエピソード
大まかな流れは勢いにまかせて、先日書いたので、 本日は、その後、思い出したことをー ややネタばれあるので、もし今からライヴに行く人がいたら 注意してください 客電が消えて流れたSEは、これまでのELENEN FIRECRACKERSの OPENINGではなく、SUPERNOVA. でも、始まった曲はPIZZA MAN. お客さんのノリもめっちゃよくて、前回のZEPPのしんどさが 嘘みたい。 前回は、開場とともに入場すると、スタッフの人が 前に行ってくださいーとあらゆる人を前から詰めさせていた。 あれじゃ、モッシュの怖さを知らない初心者は 前のブロックで死んでるよ。 今回はそういった誘導もなかったので、みんなが会場に分散して そこまできつくなかったのかな? とはいえ、やはりハンパないモッシュなんだけどー 前回のような無茶なモッシュではない感じ。 細美さんも、「今日、オレ、嬉しいわ、福岡、男増えたね」 と言ってた 確かにそんな感じはするー ちょうどその頃だったかなぁ、会場から 雄一コールがあったのは。後からその時に会場にいた友人に聞いたら、 あれは「ゆういちさーん」じゃなくて 「ゆういち、かわいい~~」というコールだったらしい。 これで、細美さん、マジギレ。 「ライヴで男と女みたいなベタベタしたのはいらねぇんだ、 俺たちは全然いいヤツじゃないよ 」 みたいな事言ってました。細かい言い回しは忘れたんですが、 要は、自分らは、嫌なヤツだ、こんな俺らの音楽を聴いてくれて ライヴにきてくれるお前らは大好きだけど、 でも好きだからといって、なんでもしてあげようなんて、ぬるい関係には なりたくないー という意味合いでした。
なんでも福岡の前の熊本でも同じような個人名を呼ぶ事があったらしく 彼らは以前より、個人の切り売りはしないーって言い通してきたから よほど、腹に据えかねたんだろうね 昨年末の長崎でも、サウンドチェックに出てきた彼らに 私の横に子たちが「高田さーん」と手を振ってるの見て 私は、正直なんだかなぁ・・・っていう感覚あったもんな。 おそらく、細美さんにしてみれば いわゆるミーハーなファンが増えて、きっと夢見がちなメールとか 来てると思うんだ。きっとそれは、まるで偶像崇拝みたいな感覚の ファンでー。そういう状況に危機感や嫌悪感があるんだろうね それが、今回の「自分らは、嫌なところはたくさんあるし、 嫌なことは、ハッキリ言うよ」発言になったのではないかな 掘り下げて論じると、これもまたともすれば、崇拝的に思われるので (論じてる気はないけど)、このくらいにします。 ただただ、これだけ、変わらないバンドも珍しいな・・・ とはホントに思いました。変わらないということが どれだけ難しいことかー そういえば、「ロックの純度を高めていきたい そのためなら、こんな大きなハコじゃなくてBE-1でもいい、 なんならsonでもいい」って言ってたな。 なんとなく、ロックにむかってがむしゃらに走りたい気持ちと 彼らの回りの環境とに多少なりともズレがあるのかなぁという感じでした。 どこかの会場で細美さんが 「いいものを受け入れて、ダメなものはダメだって言って 振り分けていくことで、日本のロックは進化する」と言ってたのを思い出した。 彼らは、常に日本のロックの未来を考えてるんだろうと思う。 これまで、いろんなバンドを見てきて、 最初はそういう志が感じられても、だんだんとロックの未来より 自分達のことに焦点が変わってくるバンドがいかに多いことかー 最近、つくづく音楽の進化ってのは環境問題にも似てるのだと思ってしまう。 アーティスト側は音楽より自分が好きになってしまえば、 その時だけの売れや、かっこよさに走るし、 うちら、見る側も己の楽しさだけを求めて リピーターになってしまえば、その地元の人、ことに遠征できない 中高生が見る機会を奪ってしまうのだろう。 その中には、そのライヴに感動して、次の世代の バンドマンがいるかもしれないのに。 やっぱり、何が大切かを見極めるのは大切だ。
Wアンコールは金星だったのだけど、 「この曲を作ったころは、最後に笑うのは正直なやつだけだー そう思っていた。でも、やっぱり、正直者はバカを見る たぶんお前らの回りにも嫌な上司とか、嫌なヤツいるだろ? でも、自分だけがその考え違うんじゃないか?って思ったら その考えを貫いていいんだよ この場の雰囲気壊したらどうしようとjか、 回りに嫌われたくないとか思って無理して相手に合わせて 笑うことはないんだよ、そういうことで作った笑顔は 一度ついたら取れなくなるからさ」
って言ってたな(細かい言い回しは相変わらず自信ありません) でも、この言葉身に染みた。 ただ、彼はラジオだったかで 「自分に正直に生きるっていうのは、思ったことを そのまま言うのとは違う」と言ってたことがあった 私は、その時の言葉がすごくその後の人生で、 なかなか上手く実践はできないんだけど、 いつも心の中にあるんだよね。 なんとなく、この二つの言葉は対象的なようで、 でも根っこは同じような気がした。 私は私なりに、 自分の信念は人に合わせて曲げることはないー ただ、自分の意見を言うときは感情にまかせて言ってはいけないんだな と思った。 ライヴが理論になったり、好きなアーティストの言葉が 全てだとはもちろん思いません。 ただ、こうやって人の話を聞くと 自分の表わせなかった気持ちが整理できます。 いろんな意味で、実り多いライヴでした。 もちろん、この実りも、何もかも忘れて弾けた上に あるものなんだけどね。 うん、やっぱりいいライヴだった!! 日常の生活から、自己解放できた瞬間ー
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