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December 16, 2009
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カールじいさんの空飛ぶ家.jpg
 亡き妻との約束を果たすため、思い出の詰まった家に無数の風船を付けて旅に出るじいさんの、ファンタジック冒険ムービー。

 予告映像を観る度に、軽くウルッと来ていただけに、それなりの期待を抱いて臨んだ本作ながら、思っていたほどではなかったというのが、正直な印象。
 
 まず第一に、登場人物が極端に少ないため、ストーリー面がやや希薄に見えてしまう点。奇妙な鳥と喋る犬達を除けば、主要人物は(亡くなった婆さんを入れても)たったの4人。いくら壮大な冒険の旅に出るとはいえ、これでは最低限のドラマツルギーを組み立てるのがやっと。できるだけシンプルな構造にしたかったのかもしれないが、シンプルにする部分を間違えている。
 
 次に、風船で空を飛ぶという、子供の頃に誰もが考えたであろうアイディアに、「家」「冒険」と、じいさんの人生そのものを象徴的に結びつける辺りには、さすがはピクサーとセンスを感じたものの、それ以上のモノがあまり見えてこなかった。
 冒頭、自作と思しき杖を付きながら歩き、階段を備え付けのリフトで降りてくる描写を観て、小生はこのじい様が、発明家か何かだと思った。が、その後(空飛ぶ家以外に)そういった描写はなく、ただただ、普通に(?)老体に鞭打って頑張っているだけ。
 それはそれで感動する人もいるだろうが、もう一捻り、二捻り欲しかったと思うのは、小生のワガママだろうか?
(それにしても、ならばあの階段のリフトは、アメリカの家庭では普通にある物なのか?少なくとも小生は、生まれてこの方あんな設備のある一般住宅、一度も見た事がない)

 あえてもう一つ付け加えるなら、ターゲットにしている年齢層がいまいちよく分からない点。新しい人生(冒険)を始めるのに、若いも年寄りも関係ないんだ、というのが大筋のメッセージだったとして、それをチビッコ達に伝えて理解できるとは思えないし、ましてカールじいさんと同年代の人達が観るような映画でもない。
 それとも、チビッコ達(あるいはもっと上の年代)が何十年か経った後に、ふとこんな映画があったと思い出してもらうために制作したのか。そう考えるのが一番辻褄が合うが、果たして…。


 最初の回想シーンと、家が空を飛ぶシーンはよかったが、はっきり言って出オチになってしまっているのは痛恨のミス。まったく面白くなかったわけではないが、じいさんが憧れていた冒険家が実は悪役だったりと、そうする意味はなんだったの?と思う点も多く、後半に行くにしたがって徐々に尻すぼみになっていった感は否めない。
 「WALL・E」「ボルト」など、良作を量産してきた会社だけに、ちょっと期待値が大きくなりすぎたのかもしれない。繰り返しになるが、まったく話しにならんぐらいつまらんっ!!ってわけじゃないし、天下のピクサーだってこういう事ぐらいあらぁな、という事で納得する他あるまい。



 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★

 星3つ!!


(個人的な見解を言うと、本作の前に上映された短編アニメの方が、小生は好みだ(笑)。なので、今回の星はそれに免じて、つー事でどうっスか?ゲロゲーロー♪)

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最終更新日  December 16, 2009 08:28:42 PM
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