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狂人ブログ ~旅立ち~

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December 23, 2009
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THE-4TH-KIND.jpg
 「フォース・カインド」。訳して「4つの親切」(違)。
(ちなみに、Kindには「親切」の他に「種類、種族」という意味もあります)


 さておき。見終わった直後の、率直な感想を書く。

 「…で、だから何?」

 ホラーでもなければディザスターでもなく、かといってドキュメンタリーとも警告モノとも言い難い。
 もっと言うなら、物語としての起承転結も、ドラマツルギーも、カタルシスも、オチも、教訓も、何にもない。あるとすれば、観終わった後に残る嫌な残尿感のみ。ナッシング。ナッシング&ナンセンス

 アラスカ州ノームで起きた謎の集団不眠症と行方不明事件を、65時間以上の大事な場面で都合よく映りの悪くなる記録映像からの抜粋と、再現ドラマによって構成、映画化。…と言えば聞こえはいいが、そのどちらも中途半端。
 例えば、記憶映像ならそれとコメンタリーや専門家(がいるのか?)のインタビューだけで構成した方が、まだ説得力もあって見栄えもよかったのに、変な寸劇を挟んだせいで、お互いがお互いを蛇足し合うというよく分からない矛盾を抱えてしまっている(しかも部分的に、それを同時に流すというセンスのなさ)。
 また、実際の未解決事件を扱っているとはいえ、独自の調査結果なり何なりがあって然るべきなのに、ただ、不眠症患者が「ギャー!!」とか「ノォォォ!!!」とか「ギョェェ!!」とか叫ぶ倒すのを、約99分間観せられるだけで、それもナシ。客をビビらせるのが目的なら、それこそホラーか何かでも撮ればいいのに。まったく目的が分からん。

 結局、本作がしたかったのは何だったのか。「世にも奇妙な物語」なのか「本当にあった呪いのビデオ」なのか。せめてどちらかに特化してくれればまだマシになったのに、何故あんな撮り方をしてしまったのか、まったく理解に苦しむ。
 そもそも、冒頭からいきなり主演のミラ・ジョヴォヴィッチが素で出てきたかと思えば「みなさんこんにちは。ミラ・ジョヴォヴィッチです」なんて普通に挨拶された時点で、この監督は本作をまともな映画としてユーザーに提供する気がないように思える。旅の芸一座じゃあるまいし、そんな事言われたら興醒めしてしまうと気づかなかったのか?少なくとも、エンターティナーとしては失格である。
 
 しかしまあ、これだけ大袈裟にやって、何も得る物がない映画も珍しい。ノームでは年間数人の行方不明が出ますと。その数はアラスカ州最多ですと。中には記憶を操作されたり、身体に変な機械みたいな物を埋め込まれた人もいますと。

 で、それを聞いた我々はどうすればいいの?
 
 じゃあ、みなさんは謎の生物にアブダクトされないように気をつけましょうね、とでも?鍵かけてても家ん中に入って来れる連中相手に?目的も判断基準も分からんのに?
 例えば、それこそ消防士の映画観て「火事って怖いなぁ。今度から火の取り扱いには注意しよう」ってんなら分かる。警察官の映画で「やっぱり犯罪はいかんなぁ。これから戸締りをきちんとしよう。夜道は気をつけよう」ってんなら分かる。それは何らかの対処法あっての事で、この映画みたいに、まったく不作為の、しかも対処法も不明な事態を、あんな30年前のベータみたいな映像で観せられたところで、一方的に不安を煽られるだけで、どうする事もできんではないか。
 
 断っておくが、小生は何も、そういったまだ科学で解明されてない物や、未知の生命体なんざこの世に存在しないと全否定しているわけではない。どこぞの大学教授のように、何でもかんでもプラズマプラズマという気もない。が、しかし、それはある程度の確証の元に、という前提あっての事で、全部が全部鵜呑みするほどバカではない。
 つまり、映画として一定の完成度もなく、教訓も具体的な対処もなく、ついでに資料と呼ぶにはあまりにもインチキ臭いこういう作品が大キライである。
 ただ劇場でキャーキャー騒ぎたいドMの方々にはいいかもしれないが(つーか基本、映画館で騒ぐな。シバくぞ)、同日観た「スノープリンス」ともども、こう言わざるを得ない。

 金返せボケナス(怒)。

 サービスデーだったからよかったものの、これを定価で観てたら暴れてたわ。ついでに、当日は寒波の影響で車が使えなかったんで、電車で行ったんだけども、その往復運賃1640円も返せボケナス(怒)。


 しかしやだなぁ。こういうのがまた「超常現象スペシャル」とかでやり玉に挙げられて、「ほら、ここおかしい。ほら、ここもおかしい」とか言いながら鬼の首でも獲ったような顔するオッサン方が出てくるんだわ。で、相も変わらず「いや、実は私、彼等の住民票持ってるんです」とか言い出す、これまたわけ分かんないオッサンがいたりして、どんどんおかしな方向に行っちゃうんだよなぁ。ヤダヤダ。
 だいたい、「信じるか信じないかは、あなた次第です」って、ハロバイかっつーの。最後の最後で客に委ねんな。それ、丸投げって言うんだぞ。そんな事言ってるから、ハロバイが解散するんだよ(関係ない)。


 
 まあ、さておき。
 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆★★★★

 記録映像の迫真の演技に、星一つ!!

 

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ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説 GOOD PLAY! FUNNY PLAY!





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最終更新日  December 24, 2009 06:20:42 PM
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