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January 25, 2010
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今度は愛妻家.jpg
 原作は2002年に初演され、大ヒットした脚本家・中谷まゆみのオリジナル戯曲。「今度は~」というタイトルと予告映像から、離婚した夫婦が紆余曲折の末によりを戻す物語、とばかり思っていたが、いやはや、これはうまい具合に裏切られた格好である。
 おそらく鑑賞された人の多くは、かなり早い段階で、本作の「違和感」に気づいたと思う。小生の場合は、水川あさみ演じる女優志望の女が、シャワーを浴びに行くシーンでピンと来た。
 あとあと考えれば、リビングに飾ってある奥さんの「いい写真」や、散らかった机、ニンジン茶、スクラップブック等、怪しいところはたくさんあったが、前半のあるセリフにより、その可能性を一旦捨てさせるのは、若干卑怯であるものの、実に見事なテクニックであった。
 一度折れた骨は、再接合するとより折れにくくなる。理屈では分かっているが、演出上、これほどさりげなく、且つ鮮やかにやってみせたのは、ちょっと記憶にない。まさしく脚本力の勝利である。

 しかし、そんなところは重要ではない。むしろ、その秘密の部分を曝け出した後、それを残された者達がどう乗り越え、あるいは受け入れていくか、という点こそが、本作の格たる部分だと、小生は思う。
 今までひた隠ししてきた秘密を、意外なほどあっさり打ち明ける事で、これまでのコメディ調から一転、シリアス路線へと切り替えるスイッチとしての機能を持たせる。さらに言うなら、前半のコミカルな展開に合わせ、わざとヒントをちらつかせて、こちらの考えを誘導したようなきらいさえある。これを全て計算ずくで行ったのだとするなら、本作の監督と脚本家は、相当な策士と言える。まったく脱帽ものだ。
 そういえば、本作の脚本を書いた伊藤ちひろは、「スカイ・クロラ」も担当していたな。なるほど、道理で何気ない仕草や、言葉の機微の使い方がうまいわけだ。こういった若い才能こそ、もっと世に評価されるべきである。

 仕掛けが良いからと言って、中身がすべからく良いわけではないが、これは優れたアイディアと優れた脚本が相乗し合った好例と言える。いつも仏頂面で超然とした謎の人物を演じる事の多いのトヨエツに、若干ぎこちなさを感じたり、濱田岳くんがちょっと周囲に負けてたかな?という印象はあるものの、役者陣の芝居も悪くない。
 特に、石橋蓮司さんの演技は秀逸。訳ありのオカマという難しい役でありながら、前半のコメディはもちろん、後半でも違和感なくその場に存在できる技量はさすが。どこか歪で要領の悪い、でもなんとなく憎めない面々の織り成す悲哀劇の象徴ともいえるポジションである。
 少なくとも、「イカでビール」より遥かにいい仕事だ。

 普段から御涙頂戴劇にツバ吐いて生きている小生だが、本作は久々にジーンと来てしまった。大切な人はいつまでも傍にいない。当たり前過ぎてつい忘れがちな事を、ふと思い出させてくれる作品。個人的には「私の中のあなた」より、こっちの方がオススメ。

 しかし薬師丸ひろ子さんは、いつ観てもお綺麗だなぁ。今をときめく水川あさみ城田優君と並んでも(いや、並ぶシーンはなかったけども)、全然遜色ないし。
 我々の世代は「ちゃん・リン・シャン」のイメージが強いけど、若い子達は知らないだろうな、ウン。
 リアル元夫は、かなり残念な女に捕まってしまったけども(笑)、これからのご活躍、期待しております。


 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★

 星3つ半!!


今度は愛妻家

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最終更新日  January 25, 2010 09:25:49 PM
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