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January 26, 2010
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サロゲート.jpg
 理想の姿、理想の人生を約束する身代わりロボット「サロゲート」。世界中の誰もが、自宅のベットからサロゲートを遠隔操作し、快適な生活を謳歌する近未来、10数年ぶりの殺人事件が発生する。
 FBI捜査官グリアーは事件を追ううち、ユートピアとなったはずの世界を脅かす暗部に足を踏み入れる事となる。

 近未来の架空の世界の物語である本作だが、情報化社会である現在にも通じる、相手の「生」の感じない匿名の危険性を危惧するメッセージが、多分に含まれているようにも感じた。
 小生自身、インターネットの多大な恩恵を受けている身ではあるが、やはり見えない相手に対する恐怖は常に抱えているし、知らず知らずアムロ・レイよろしく「相手がザクなら人間じゃないんだ」とばかりに、心無い攻撃をしてしまう事も、事実ある。
 同時に、大して学もないのに、こうやって恥も外聞もなく、偉そうな薀蓄を並べてられるのも、やはり匿名性の為せる業で(笑)、つまり、相手に自分が何者か知られないとは、何者としても見せる事ができるのと同義であり、同時に自らの様々な制約(立場や身分など)を越えて、自由に発言し、行動できる利便性もある。
 しかし、それに慣れきってしまうと、やがてアイデンティティの消失が訪れる。「自己」という明確な核を持たない人間や、他人の事はおろか、自分の事も判断できなくなる。本作中、ブルース・ウィリスサロゲートの顔面を蹴りまくるのを見て、その場にいたサロゲート達(蹴られてる本人も含め)がゲラゲラ笑っているシーンがあったが、まさしくその具体例と言える。
 自分に「目に見える実害」がなければ、たとえ間接的にとはいえ、自分の顔を蹴られても、笑っていられる。彼等が相当ラリっていたのも要因の一つとしても、とても正常な精神状態ではない。吐き気さえ感じる。
 もちろん、インターネットを悪者にするつもりはない。事実、ネット環境がなくとも、そういった事例は過去に、そして今も枚挙に暇がない。が、ここで重要なのは、自我のない人間には、実は同時に言動に責任も持てない、という点である。
 よく考えたら分かる事だが、責任とは「自分が何者で、何を為した」あるいは「為す」とはっきり周囲の人に宣言した上で、初めて成り立つ。それがない者は、悪い言い方をすれば、社会に対して向き合えるだけの基礎を持ってない。もしくは、自己を自己と証明する事が出来ない。それはすなわち、ドラマの配役で言えば役名さえもらえない、その他大勢のうちの一人と、同義である。
 自分を客観視できないのは、人としてかなり致命的である。便利さに慣れすぎた結果、自分が誰かも忘れ、相手が何者であるかも忘れてしまう。すごく大袈裟に聞こえるかもしれないが、それはある意味、癌やエイズなんぞよりも遥かに恐ろしい病だと、小生は思う。
 本作はSFサスペンスでありながら、もう一度地に足をつけて、自我というモノを見つめ直す、一つのきっかけになりうる可能性を秘めている。そういった意味では、映画館まで出向く価値は充分にあるので、特に、部屋に閉じこもって「ここがオレの全存在理由」とはよく分からん哲学ごっこして遊んでる連中は、全力疾走で劇場に向かうべし。
(ちなみに、インターネットに触れてなくても、アイデンティティのない、しかし自己欲だけはイッチョマエにある輩は非常に多い。一概には言えないが「関係ないじゃん」「どうせ~だろ?」「お前、バカじゃない?」を連呼するヤツは、だいたいこれに当てはまるので、絶対にお友達にならないよう、注意されたし)

 …とまあ、高卒低所得のオッサンが、無い知恵絞って駄文を並べてみたわけだが、とはいえ正直、内容はそれほど面白い方ではない(笑)。
 なんか、ものすごい大傑作みたいな書き方をしてしまって申し訳ないが、最近のハリウッド映画にしては珍しく、上映時間が約90分に非常に短めだったせいか、もっと詰め込んでくれても良かったんじゃないか、もっと壮大にやってくれてもよかったんじゃないか、という部分が多々見受けられ、見終わった後の率直な感想は「あんだけ大風呂敷広げたのに、随分コンパクトに畳みましたねぇ」てな具合。
 いや、ほとんど瞬きしないで頑張ってくださったサロゲート役の皆さんとか、「ああなるほどね」という事件の真相とか、決して見所がないわけではない。特にラスト、機能停止して一斉に倒れるサロゲート達は、まるで前衛アートのようで美しいとさえ思ってしまった。
 しかし、普段からジャンジャンバリバリの銃撃戦に慣れているせいか、ついでにビル爆破やテロリストとのドツキ合いを繰り広げるブルース・ウィリスに馴染み過ぎてるせいか、ちょっと物足りないな~という印象。でもまあ、上にも書いたように、観る価値も無い映画じゃないんで、いつもどおり、興味のおありの人はどうぞ、てな感じで。


 …今回もまったくまとまりの無い感想になってしまったけども、とにかく、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★-

 (今回から、採点方法変えました)星3つマイナス!!



★アメリカの初版ポスター!★[映画ポスター] サロゲート (SURROGATES) [B-DS]

ダイ・ハード クアドリロジーBOX(Blu-ray Disc) / ブルース・ウィリス


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最終更新日  January 26, 2010 09:52:03 PM
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