5352513 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

狂人ブログ ~旅立ち~

PR

サイド自由欄

bn_120x120.jpg



 全人類待望のDVD

 『マイマイ新子と
 千年の魔法』


 

 絶賛

 発売中!

 


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

プロフィール


100SHIKI

フリーページ

カレンダー

カテゴリ

コメント新着

 100SHIKI@ Re:おねがい(03/22)  ふじき78さん、いつもありがとうござ…
 ふじき78@ おねがい 最初のシェリル・ノームのライブ映像を佐…
 100SHIKI@ Re:TB、ありがとうございました。(03/14)  sakuraiさん、返答が遅れて大変申し訳ご…
 sakurai@ TB、ありがとうございました。 だいぶ、落ち着いてまいりました。 気持…

ニューストピックス

February 15, 2010
XML
食堂かたつむり.jpg
 海外はどうか存じないが、とかく日本の娯楽産業は、一つ何かが流行ると、猫も杓子もそれに右倣えしてしまう、悪しき習慣があるように思う。
 10数年前も、散々伏線を張りまくった挙句「おめでとう」「ありがとう」で終わるという、世間をナメきった某アニメがあったが、それが中途半端に流行ってしまったがために、他のアニメやゲームがこぞって真似し、結果「困ったら、お茶を濁して丸投げエンド」という、クリエイターにあるまじき暴挙が平然と罷り通る慣例を、今なお残す形となってしまった。
 商売である以上、少しでも客のニーズに合わせた物を提供しなければならないという、制作者側の心境も分からんではないが、我々が欲しいのは単純に「面白い作品、金を払う価値のある作品」であって、決して流行った作品のコピーや海賊版ではない。作る側も観る側も、どうもその辺がよく分かってない連中が多く、このまま行くとこういった産業はお互いを食いつぶすんじゃないかと、小生は危惧している。

 随分長い前置きになってしまったが、さておき。
 ストーリー、人物等、個人的にはなかなかのポテンシャルを持つと思う本作であるが、残念ながら上記の典型ともいうべき、なんとも惜しい作品であった。
 失恋で声を無くした女性が、田舎に帰って始めた食堂。そこの料理を食べると、なぜか幸せになるという。村人や、自身の母親と交流していくうちに、いつしか自分自身の幸せを取り戻していく――というのが、おおまかな内容。
 よくある、雰囲気だけの薄っぺらい映画かと思いきや、個々のエピソードもしっかりあり、それなりにドラマも観せてくれる。出てくる料理がどれも美味しそうなのはもちろん、一つ一つにちゃんと「人で作った」という温もりが感じられ、それを食する人の幸福感が、スクリーンから滲み出るようにさえ見えた。

 しかし、それだけいい材料が揃っているにも関わらず、途中で変なミュージカル調になったり、絵本か人形劇が始まったりと、中途半端なコメディ要素を無理矢理入れてしまったがために、全てを台無しにしてしまっている。
 おそらくこの監督の頭の中では「嫌われ松子の一生」「下妻物語」のような世界観を出したかったのだと察するが、普通に撮り、普通にストーリーを進めても面白くないとでも考えたのだろうか。ついでだから、ちょっと変わったギミックでも入れて、華やかにしてやろうと思ったかどうかは知らないが、少なくとも、その目論見は大きく外れたばかりか、作品全体の良さを残らずぶち壊す、まったく真逆の結果として作用している。せっかく、思わず喉が鳴りそうなほどの料理が並んでいるのに。せっかく、親子の確執の果てにある、美しいドラマを、柴咲コウ余貴美子さんが名演技で見せてくれているのに。
 
 内容的にツッコミどころがないわけじゃない。主人公と同級生との確執はどうなったのか、とか、ペットに飼ってたブタを食えるのか?とか。が、それを鑑みても、当たり前に撮ってくれさえすれば、決して低い評価にはならなかったはずの作品だけに惜しい。実に惜しい。

 本作は内容如何より、アプローチの仕方、絵の撮り方で失敗してしまった、ある意味非常に珍しい作品だと、小生は思う。もし万が一、本作をドラマ化する事があったなら、ジャマ臭い歌と踊りなど排して、当たり前の人間を、当たり前に撮る事に専念していただきたい。
 変化球が、必ずしも打たれないわけじゃない!!

 ところで余談ではあるが、作中に登場したイチジクのカレー。実際に作る際には、すり潰したものを直接鍋に入れるのか、それともチャツネのようにして後から加えるのか。うーん、分からん。今度試してみるか?
(ちなみに、中華料理でもう一味甘味が欲しい時にチャツネを使うと、美味しくなるよ!!ない時はリンゴジャムでもOK。レッツ・トライ!!)


 つー事で、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★-

 星3つマイナス!!



食堂かたつむり

「食堂かたつむり」オリジナル・サウンドトラック


【チャツネ】サンブランド マンゴチャッツネ






最終更新日  September 16, 2010 09:19:50 PM
[映画レビュー(☆☆☆★★)] カテゴリの最新記事



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.