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May 5, 2010
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ウルフマン.jpg
 古典ホラーの代表作「狼男」を、「ジュラシックパーク3」ジョー・ジョンストン監督、「チェ」「トラフィック」ベニチオ・デル・トロ「羊たちの沈黙」「ハンニバル」アンソニー・ポプキンスの主演でリメイク。

 冒頭、オーケストラの壮大な音楽にシンクロする虐殺シーンに、古き良き時代の映画の匂いを感じ、さあこの後どんな展開で、我々を楽しませてくれるのかと…と思いきや、全編通して良かったのはそこだけだった。
 「二重、三重の謎が仕掛けられたサスペンスと、その裏に潜む一族の悲劇のドラマ」的な事がパンフに書かれていたが、それらしい部分は特になく、終始浮き沈みなしの、いたって平坦で、普通の、よくも悪くもなんら目新しさのない作り。

 若干ネタバレになってしまうが、狼男の正体をバレバレとはいえかなり早い段階でバラしてしまったのがそもそもナンセンスなら、その正体になんの捻りもないのも、またナンセンス。
 例えば、狼男の正体を終盤まで分からなくするとか、その正体を追ううちに何か大きな事件に関わってしまうとか、実はヒロインが狼男(狼女?)でした、とか、いろいろやりようはあったに違いないのに、なぜあんなオトシ方にしたのか。
 戦前の、それこそ今ほど多くの情報に触れられず、娯楽も少なかった時代ならまだしも、こんなベタなストーリーをそのまま焼き直しただけで、果たして現代の観客にサティスファクションを提供できると思ったのだろうか。全く持って甚だ疑問。

 各キャラクターの立ち位置がいまいち分かりにくいのも、大きなマイナスポイント。何故ヒロインは、婚約者の実の弟とはいえ、探偵でも警察でも正義超人でもないただの役者に、婚約者の捜索を依頼したのか。
 主人公の屋敷に仕えていたインド人は、どんな義理立てやメリットがあって、あの親父に仕えていたのか。
 なぜヒューゴ・ウェーヴィング演じる刑事は、あそこまで主人公をマークしていたのか。その主人公に関しても、なぜ幼い頃に精神病院に収監されていたのか。また、狼男は、いつから狼男になったのか。
 一人一人の掘り下げが極端に甘く、ディテールも浅い上、行動理念も理解にしくい。結果、最初から最後まで誰一人として感情移入できなかった。強いて挙げるなら、旦那を狼男に殺された飲み屋の女将が、登場人物の中で一番分かりやすい。

 演出面についても、苦言を呈したい。この手の映画にありがちな「真っ暗でよく観えませんでした」的な凡ミスは、まあ当然として(笑)、そのため気合の入った特殊メークが、単なる毛むくじゃらの着ぐるみがモコモコと走り周ってるようにしか見えなかったのは、残念を通り越して失笑モノ。
 また、昔ながらの恐怖感を出したかったのか、そのモコモコが二本足でモタモタ走るシーンは、失笑を通り越して爆笑モノ。「動きが素早く、姿を捉える事ができない」設定はどこへやら、同じ狼男でも、あれならまだ上島竜平の方がマシである。

 だいたいこの映画のスタッフは、ホラー映画の撮り方をまったく理解していない。例えば、せっかく凄いスピードで動き回るという設定があるのだから、無理にキャメラのフレームに収める必要はなく、一瞬捉えたと思ったらスッと消え、全員が「どこだどこだ」と探していると、画面の奥の方から突然現れる、など、やりようはいくらでもある。
 学者達が密室に閉じ込められ、皆殺しにされるシーンでも、扉の外からキャメラを構え、

 ・扉に群がる学者達。鍵がかかっていて開かない。ガラスに怯えた表情が映る。
  ↓
 ・悲鳴と雄叫び。数人が振り向く。同時に地飛沫が飛ぶ
  ↓
 ・逃げ惑う学者達。悲鳴がさらに大きくなる。ガラスに血が飛び散り、中が見えなくなる。
  ↓

 ・うっすらと、狼男と学者の姿が見える。何かが砕ける音。
  ↓
 ・しばらくの間。音と悲鳴だけ。
  ↓
 ・突然、扉が吹き飛び、狼男が飛び出してくる。後ろに、変わり果てた学者達の亡骸。

 あくまで素人考えではるが、こうした方が「中で、どんな惨劇が繰り広げられているんだろう」というイメージを、観客がすんなり抱く事ができると思うのだが、どうだろうか。
 観客に恐怖を与える重要な要素は、とにもかくにもイメージである。昔ながらの手法もいいが、必要ならば特集効果やCGもバンバン使うべきだし、客から金を取る以上、それは責務である。
 暗闇を疾走するなり、人の首を刎ねるなり、頚動脈を噛み千切るなり、ルービックチューブ張り手するなりは、その後ではないだろうか。

 はっきり言うが、よくもまあこれだけの名優揃えて、ここまでB級以下のポンコツ劇を作れたな、というのが率直な感想。この出来なら、DVD新作2泊3日480円でも高すぎる。
 今から観ようと思っているそこのあなた、悪い事は言いません。「矢島美容室」にしときなさい。笑えるという点では、あっちの方が10倍マシ。
 この映画を企画したヤツは、スプリングマンに絞め殺されてしまえ!!


 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆★★★---

 これで「ごっつぁんです」とは言われんわ。星2つのマイナス3つ!!



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最終更新日  May 6, 2010 09:46:09 PM
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