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May 21, 2010
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グリーン・ゾーン.jpg
 イラク戦争戦時下のイラク・バグダッドロイ・ミラー率いるMET隊は、大量破壊兵器(WMD)捜索作戦を三度展開するも、いずれも空振り。飛び交う嘘情報に苛立ちを募らせていた。
 続いて捜索場所に指定されたアル・マンスール地区で、ロイは英語に堪能なイラク人・フレディに出会い、近くでフセイン政権の要人達が集まっているとの情報を得る。現場に乗り込むMET隊。そこに彼等が目にしたモノとは…。


 「ワシントン・ポスト」の元バグダッド支部長ラジブ・チャンドラセカラン原作。内容はほぼノンフィクションの上に、本編に登場する兵士は、主演のマット・デイモンニコイ・バンクス以外本物の米軍兵、しかも実際のイラク戦争経験者も多数参加しているというから、まったく驚く。
 
 肝心の中身は、大まかに言って近年多く観られる「戦争仕掛けちゃってゴメンナサイ映画」ではあるものの、上記したとおり脚本面、ビジュアル面、アクション面と、細部までしっかりと作りこまれているため、作品全体のクオリティは非常に高い。
 また、WMDを巡る様々な思惑、両国間のイデオロギーの違い、MET隊と特殊部隊との因縁と確執等、サスペンスとしても充分以上に見応えありで、いつ戦闘が始まり、どこから銃弾が飛んでくるか分からない緊張感も相俟って、上映時間114分とは思えない超濃厚なドラマを見せつけてくれる。

 特に本作の面白いと思うのは、登場人物全員、各々なりの「正義」を持っている点。主人公のミラーをはじめとしたMET隊メンバー達はもちろんの事、アメリカ人、イラク人に関係なく、皆等しく「テメェのタマより大事なモノ」を抱えている。
 そのために、ある者は命がけで死地に赴き、ある者は銃を取り、またある者は世界を揺るがす大ウソをばらまく。
 それら全てをひっくるめて肯定しよう、甘受しようなんて気はサラサラないが、もしかしたら、根底の部分で同じ思想を持つ者同志が、ちょっとしたすれ違いや立場や貧富の差で、今も世界中で紛争が起こっていると考えると、何だか滑稽にさえ思えてしまう。
 作中、あるイラク人の発する「イラクを復興させるのはイラク人だ。アメリカ人の統治など必要ない」というセリフは、まさしく本作の真意を表現している。一方的な正義の押し付けは、相手にとって「悪」でしかない場合もあり、時には大きな悲劇を生む要因ともなり得る。自国を客観的に見て来た原作者ならではの見解か、それとも国民の総意かどうかはさておき、「世界の警察」を自称するアメリカで、こういう映画が作られるのは素直に喜ばしい事だと思う。

 できれば本作を「沖縄の米軍基地どうしようか?」なんてほざいてるどこぞの鳩ポッポに見せ、「テメェの国ぐらいテメェで守るから、とっとと荷物まとめて出て行きやがれ」ぐらいの事を言わせてやりたいモンである。

 ついでに岩国基地も民間空港ごとどっかに持って行きやがれ!!夜11時過ぎまで発着陸訓練とかしてんじゃねぇぞボケナス!!

 …話がそれた。閑話休題。

 さて余談ではあるが、雑誌や新聞で本作のレビューを拝読すると、どこも口を揃えて「悪くはないが『ハート・ロッカー』と公開時期がカブってしまったのはまずかった」みたいな事を書いている。小生から言わせれば、まったくナンセンス。
 確かに両作とも、同じ時期の同じイラクはバグダッドを舞台に、同じく米軍海兵隊員の活躍を描いた作品ではあるが、ともに本質とするところは対極と言っていいほど違う。
 「全体」のためにと連れて来られた戦場で、自らの「個」について向き合った男の物語が「ハート・ロッカー」とするならば、本作は「個」の思念から端を発しつつ、あくまで「全体」のために動いた男の物語であると断ずる。
(ここで言う「個」とは、すなわち「個人、もしくはその生命、思想」、そして「全体」とは、「集団=米軍、つまるところ=アメリカそのもの」を差す。念の為)

 「ハート・ロッカー」はもちろん素晴らしい映画であるが、本作も負けず劣らず、なかなかの力作である。
 ただ、一つだけ苦言を呈したい。最近の流行なのか、本作でも戦闘シーンにハンディカメラによる撮影を試みているが、どうにも手ブレが酷く、加えて真っ暗な中をこれまた真っ黒な顔したイラク人を追いかけているため、途中どこに視点を合わせればよいのか分からなくなり、軽く酔ってしまった(笑)。
 臨場感が出るというメリットはあるものの、まだまだ改善の余地のある撮影法なので、これからの技術の進歩に期待したい。
(個人的な意見としては、あのシーンはイラク人を追うよりも、イラク人の視線として撮った方がより良かった気がする。まあ、素人考えなのでスルーして)


 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆☆★-

 少ーーーしだけ惜しい、星4つマイナス!!

 


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最終更新日  May 21, 2010 10:45:16 PM
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