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June 22, 2010
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ザ・ウォーカー.jpg
 「マトリックス」ジョエル・シルバー制作。ハリウッドを代表する二大スターが競演する事でも話題の本作。
 主演のデンゼル・ワシントン「サブウェイ123激突」の信楽焼のタヌキ親父から一転。華麗なブレイド捌きでならず者をバッタバッタと切り倒す、謎のサバイバルヒーローを好演。
 対するゲーリー・オールドマンも、街を牛耳る独裁者という十八番の役どころで、悪のカリスマっぷりをアピール。圧倒的な存在感を見せつけてくれる。

 肝心の内容は、文明が崩壊した地球を舞台に、人類に残された最後の「本」を西に運ぶべく、30年間旅をし続ける男(ウォーカーデンゼル)と、その本を狙う独裁者(カーネギーゲーリー)との激闘という、良くも悪くも定番(?)の世紀末ストーリー。
 しかしそこは天下のジョエル・シルバー。小気味よいアクションとビジュアルは、さすがのセンスの高さ。多少蛇足的要素もなくはないが、全体的にテンポ良く、娯楽作としてはなかなかの完成度と言える。
 そしてなりより秀逸なのは、「本」の存在とそのオトシ方。正直「本」の正体については、鑑賞前からなんとなく察しはついていたが、登場人物のほぼ全員がかけているサングラスと、ヒロインであるソラーラの母親がいいアクセントとなり、これは完全にしてやられた格好である。
 人々を従わせる力を持つという「本」を、カーネギーは「兵器だ」と称し、同時にそれが原因で戦争が起こり、ついに世界を崩壊させたと語ったが、察するに本作のテーマとは、信仰心の低下、思想・イデオロギーの違いによる争い、物欲への固執、その他諸々を含めた現代人に対するアンチテーゼであるのかもしれない。
 ネタバレになってしまうが、同じ物を欲しながら、至上の喜びに満たされたウォーカーと、全てを失い力なく崩れ落ちるカーネギーは、まさにその縮図といえる。すなわちあの「本」とは、大事なのは器ではなくその中身である事の象徴と、小生は捉える。

 もっとも、殉教の精神が根付いていない日本人にそれらは受け入れがたく、そもそも「自らの肉体と魂も含めて、この世の全ては神から借りたもの」という考え方は、仏教国である我が国では(知識や教養を越えて)理解しきれる、あるいは割り切れる人がそれほど多くはないと推測される。
 ためにこの内容、ラストには賛否両論あると思われるが、「まあ、そういう考え方もあるよね」ぐらいで享受するのが文化人のマナーであり、作品のテーマにも繋がると考えるが、いかがだろうか。

 余談で、少々苦言を。崩壊後の世界が舞台として、それを文章にせいビジュアルにせい、観客に説明するのがあまりに遅い。冒頭からネコを弓で撃ったり、空き家を漁ったりでは、ただの盗賊か蛮族にしか見えない。
 一概には言えないが、特殊な世界観を描くなら、せめて何の情報も持たずに会場入りした人でも、開始5分~10分であらかた理解できるように努めていただきたい。 
 また、物語のキーパーソンの一人であるカーネギーが、なぜあそこまで強大な支配力を保持できていたのかもよく分からなかった。基本、暴れるのは部下のバイカー達で、彼はといえばふんぞり返って命令するばかりで、終盤までチャカの一発も撃たず、強いてあげるならソラーラとその母親に暴行する程度。
 ゲーリーのいやらしい笑顔(褒め言葉)から滲み出るカリスマ性は認めるし、彼には他の連中にはない知性、つまり人を動かすのは利ではなく理である事の体現であったと言えば多少納得できるとしても、いまいち脚本として生かしきれていない印象を受けた。
 まあ、裏を返せば彼の演技力あってのキャラクターと、言えなくもないが…。

 
 総じて。娯楽性はさておき、観る人の宗派や考え方によって、大きく捉え方が変わってしまう作品。オススメはできないが、この手の内容に寛容な人なら。
 少なくとも、創価学会員には向かないな(笑)。


 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★

 色々ひっくるめて、星3つ!!



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最終更新日  June 22, 2010 09:17:21 PM
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