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July 3, 2010
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いばらの王.jpg
 岩原裕二原作(コミックビーム刊)のSFサスペンス漫画を、「THEビッグオー」の片山一良監督・脚本でアニメ映画化。
 感染すると60日以内に全身が石化する、致死率100%の奇病・メデューサが蔓延する近未来。いつの日か、その治療法が発見される事を願い、主人公・カスミを含む選ばれた160人の感染者達は、スコットランドの古城に設けられた施設で冷凍睡眠につく。
 しかし、目を覚ましたカスミ達を待ち受けていたのは、巨大な棘に覆われ、謎のモンスターが徘徊する、廃墟と化した施設の姿だった。

 原作は「コミックビーム」連載時に読了済み。
 ストーリー展開、キャラクターの設定・性格付け等に細かい変更点は多いものの、2時間弱の尺を考えればうまいアレンジの仕方といえる。
 もうひとりの主人公であるマルコと、その宿敵ゼウスとの確執、他のメンバーに関しては、もう少し掘り下げた描き方をしていただきたかった気もするが、なるべくカスミ一人にクローズアップする事で、ドラマの進行をスピーディにしたかったのだと考えれば、必要最低限の取捨だったとも言えなくもない。
 また、作画の異常なキレイさは、さすがは日本アニメ制作スタジオの首領・サンライズといったところ。原作の可愛らしいキャラクターと荒廃的な雰囲気を損なわず、且つ2Dと3DCGの合わせ技による鮮やかな色彩で表現してみせた技術に、老舗の底力を感じた。
 個人的には、やはりカスミの「出るところは出てる」微妙な華奢さ加減と頬っぺたのラインに、否応なく視線誘導されてしまった。
 あの頬っぺたのプニプニ感はヤヴァイ。めっさツンツンしたい。あのムチムチの太ももにスペアタックルしてマウントポジション取りたい。なあ、一刻も早くフィギュア出してくれよ、アルターさんよぉ。


 …イカン、つい暴走してしまった。
 閑話休題。
 しかし、元がそれほど分かりやすい内容ではないとは思うが、人並程度の読解力を持つ成人であれば充分に理解できる内容を、専門用語の多用、度々挿入されるカスミの記憶映像、同じカットの繰り返し等により、わざと難解な印象を受けるように演出している点は、どうにもいただけない。
 「ビッグオー」大好きの小生としては、まさか製作者のクレバーさをアピールするためとか、何度も会場に足を運ばせるためとか、どこぞの某〇イナックスみたいなトボケた理由ではないと信じたいが、もう少し明快な方法があったのではないかと、首をひねってしまう。
 特に中盤、ヴェガが脱出メンバーを引き連れて隠し通路を進みつつ、メデューサの正体や、冷凍睡眠施設の真意など、口頭でペラペラと説明するシーン。あんな一度に、それも一般人にはなじみの薄い単語で説明されても、観ているこっちはなんもこっちゃ分からない。せめてメンバーに解説役を用意するか、段階を踏んで徐々に明らかにした方が、観客もすんなり頭に入ると思うのだが、いかがだろうか。
 また、それに準ずる事として、作中で分かりにくかった箇所を、わざわざホームページで解説するのは、クリエイターとしてNG。あくまで補足的な内容であり、少し勘を働かせれば分かるような事柄がほとんどではあるが、あのやり方は自分達の演出の甘さを露呈しているようなモノである。
 確かに、作中の所作や行動にツッコミを入れて遊ぶというやり方は、プロアマ問わず昔から存在するが、必要最低限の情報はなるべくスクリーン上で得られるよう、努めていただきたい。
 全体としては決して悪くないのに、結局アレはなんだったのかという箇所も多く、結果、消化不良のような印象を与えてしまうのはなんとも惜しい。この手法を喜ぶのは、一部のヲタクだけである。無駄な難解さは、客足を遠ざける要因にしかなりえない事を、そろそろ理解していただきたい。


 その性質上、本作は観る人によって様々なアプローチがなされ、十人十色の見解がなされると思われる。例えば、本作で語られているのは「絶望の果ての希望」ではなく「絶望の果ての絶望」である、とか。あの棘はシズクの心を具体であり、自身を守る盾であると同時に外界から遮断するための鎖でもある、とか。
 所詮娯楽物なので、どういう捉え方をしても本人の自由ではあるが、一つのエンターテイメントとして観た場合、真意はさておき「ヲタク向けアニメ」の枠を越えきれなかったという点では、少々残念な作品である。
 とはいえ、原作ファンとしては応援もしたいので、近場でレイトショーをやってる方なら、ためしに足を運んでみていただきたい。

 あとできれば、サンライズさんには原作に忠実なテレビシリーズ制作を、お願いしたい。ついでに、同じくコミックビーム「青[オールー]」の実写映画化を。


 なんのこっちゃよくわからん感想になってしまったが、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★+

 カスミが可愛すぎるので、オマケの星3つプラス!!


(余談だが、思うに映画にせい漫画にせい、娯楽物は真の意味で哲学が語れるほど成熟していない。それらで哲学を謳っているモノは、多くの場合ただの言葉遊びに過ぎないと断ずる)










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最終更新日  July 3, 2010 03:37:02 PM
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