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July 26, 2010
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借りぐらしのアリエッティ.jpg
 スタジオジブリ待望の最新作は、ロンドン出身の女流作家メアリー・ノートン「床下の小人たち」原作。心臓に病を持つ12歳の少年・が、病気療養のために訪れた母の育った屋敷で、その軒下に住む小人の少女・アリエッティと出逢い、心を通わせる姿を描く。

 
 ジブリらしい、確かな仕事と分かりやすい物語が好印象、と言いたいところだが、同スタジオの黄金期を知る身としては、やはり物足りなさの否めない作品。

 人間達から少しずつ借りて来た物だけで作られた小人の家は、描写の美しさもさることながら、紅茶缶がタンスに、切手が絵画に、植木鉢が暖炉にと、その意外な使われ方を探すだけでも、充分に楽しめる。
 小人達が「借り」に訪れる人間の住まいのキッチンや寝室、廊下の隙間等もまた、彼等のサイズだと、見慣れたはずのそれらがさながら「インディー・ジョーンズ」に出てくる謎の遺跡。角砂糖一つ確保するのもまるで大冒険をしているかのように見えるのは、単純だが実に面白いアイディア。
 しかし、「ワンカットのために、アニメーターに一年間同じ花を延々と描かせ続けた」という伝説を持つ「宮崎絵」に慣れている我々からすると、どうにも描き込みの甘さが気になってしまうのは、正直なところ。
 それでも、充分に高クオリティではあるし、比べても意味はないと分かってはいるものの、やはり蔦の葉一枚一枚、小道具一つ一つに、こだわりを持ってほしかった。
 特に、アリエッティが屋敷の屋根に登り、庭を見下ろすシーン。軒下と庭しか知らなかった彼女の世界が一気に広がった大事な場面だけに、その驚きと喜びの声を挙げるに値するだけの描き込みは必要だったように思う。

 ストーリーそのものは、アリエッティに見つかり、一悶着の後、掟に従い小人一家が引っ越していくだけの、絵本並みにシンプルな、簡単といえば簡単、淡白といえば淡白な内容。後半のかなり無理矢理な急展開を除けば、基本的に一本調子の展開で、人によっては途中で飽きて帰ってしまいかねない作りと言える。
 「ムダが嫌いな現実主義者」「常に具体的なモノの考え方をする」で知られる宮崎駿氏(本作では監督ではないので)が、ただこんなアッサリな脚本を書くとは思えないので、小生なりにまたもや無い知恵絞って勝手な考察をしてみたが、これはつまり、単純な生命の力強さを描きたかったのと同時に、お互い干渉しあってはいけない種同士の暗黙のルールをやりたかったのではないかと。
 前者はまあ、見たままなので説明は省くとして、たとえば作中、が良かれと思い、ドールハウスのキッチンと、アリエッティの家のキッチンを交換してやるシーンがあるが、これは小人にとって、人間が神に等しい力の持ち主である事を象徴している。
 ちょうど「もののけ姫」で、シシ神が人や獣達の命を吸うように、小人達が守り続けた家を、人間としては決して強い方ではないが自由に弄ぶ事ができる。この圧倒的パワーバランスが存在する以上、二つの種が理解し合う事はあっても、交わる事は決してない。
 無論、それ以外の要素も多分に含まれるが、そう考えると、これは「もののけ姫」を逆の立場から捉えた物語とも言え、干渉し合えない者同士が、どうやって畏敬、あるいは尊重しながら、折り合いをつけていくかという共有のテーマが見えてくるような気がするが、いかがだろうか。

 もっとも、邪推にせい何にせい、こうしたメッセージがうまくストーリーに練りこまれたかと言われれば、正直微妙。良くも悪くも「宮崎駿」一枚看板のジブリだが、さすがに氏も御年69歳。「こっちが説明したとおりの線を描いてくれない。体験として身体が分かってない」と、全カットに自ら修正を加えていたあの頃の体力もおそらく残り少なく(失礼ながら)、かと言って氏の後を継げるほどの才能も、なかなかいない。
 ならば、一昔前のような大作は無理でも、後進育成とスタッフを遊ばせないために、こういったジャブを定期的に撃っていくしかない、というのが氏の心境ではないかと、小生は勝手に察してみる。
 もしかしたら本作は「お前なら、この脚本をどう料理する?」という、若いクリエイターへの、氏からの挑戦状だったのかもしれない。結果的に「まあ、悪かぁないけどね」止まりなのはチト残念だが、決して人から金取っちゃいけないレベルではなく、個人的には、アリエッティ「ジブリ走り」が観れたでも満足できたので、同スタジオのファンなら、観て損はないはず。あの走り方こそ、ジブリの魂そのものだと、小生は断じたい。

 余談だが、アリエッティ役の志田未来が、意外なほど上手くてビックリした。いわゆる「私って、可愛いでしょ?」みたいな感じではなく、ちゃんと好奇心旺盛な普通の女の子の声の出し方。
 なるほど、以前宮崎氏が仰られていた「最近の声優は、娼婦の声しか出せない」という意味が、少し分かった気がする。
 それから、役の神木隆之介くん。しばらく観ない(聞かない?)うちに、随分と男前の声になったなぁと思ったら、もう17歳か。
 そうだよなぁ。「千と千尋」がもう9年前だもんなぁ。そりゃもデカクなるわ。


 まあ、つー事で、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★

 ポットのお茶が、一滴だけ「ポチョン」って出るところは細かくて好き。星3つ!!



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最終更新日  July 26, 2010 08:08:41 PM
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