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August 16, 2010
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ヒックとドラゴン.jpg
 クレシッダ・コーウェル原作の児童文学を、「リロ&スティッチ」クリス・サンダースディーン・デュボア監督・脚本で映画化。
 ひ弱だが賢く、人一倍優しいバイキングの少年・ヒックと、傷ついたドラゴン・トゥースとの種族を越えた禁断の友情と成長を描く。


 結論から書いてしまう。小生が今まで観てきたドリームワークスのCGアニメの中でも、一番好きだし、面白かった。

 頼りないへタレ少年だったヒックが、バイキング達も恐れる最強のドラゴン・ナイトフューリートゥース)との出逢いにより、得意の発明と持ち前のアイディアで徐々に成長、やがて二種族間の関係すら大きく変える事件を巻き起こす過程を軸にしつつ、少年期特有の自分のあり方に対する悩み、それを理解してくれない父親や周囲との距離、淡い恋心、その他もろもろの要素を上手い具合に相乗させた、素晴らしい物語を構築している。
 確かベタなドラマの詰め合わせと言われればそうではあるが、そのバランス感覚は実に見事。それでいて、この手の作品にありがちなゴチャゴチャ感がなく、いたってシンプルに収める手腕は脱帽物で、まさしく脚本力の勝利と評したい。

 また、トゥースの可愛らしい表情や仕草、様々な姿をしたドラゴン達、最初はバカにしていたヒックを次第に認めだし、いつしか強い友情(約一名はそれ以上)で結ばれる仲間達等、その他の部分も充分に楽しく、特に3Dを意識した思われる飛行シーン・及び戦闘シーンは、意外にも…と言っては失礼だが、とにかく圧巻。急速旋回中の身のこなし、爆風の広がり方一つ取っても、細部の仕事が光る「ちゃんと分かってる」出来で大満足。
 諸事情により2Dで鑑賞してしまったのが非常に悔やまれるが、日本のヘタな深夜アニメなど比ではない迫力と爽快さで、あの場面を観るためだけに、もう一度3Dで鑑賞し直してもいいと、本気で思ってしまった。


 さて、かつて合気道の達人・塩田剛三「合気道で一番強い技はなんですか?」と弟子に聞かれた際、「それは自分を殺しに来た相手と友達になる事さ」と答えたという逸話が残っているが、本作で語られている多くはつまり「自分を殺しに来た相手と友達になるためには、どうすればよいか」の具体だと、小生は思う。
 敵意を捨て、相手を知り、自分の事も相手に知ってもらう。お互いが踏み入ってはいけないテリトリーを見極めつつ、時に傷つけ、傷つけられも手を差し伸べ続ける。
 ドラゴンに限らず、真の勇気、優しさとは誰とでも友達になろうとする事、そしてそれを恐れない事だと、本作はチビッコ達に伝えたかったのではないかと察してみる。
 もちろん、世の中には絶対に友達になれない相手や、理解し合えない相手が少なからずいる。作中で言うなら、超巨大ドラゴンのような相手が。
 欲を言えばその辺、例えば、人間とドラゴンでは共有しきれない部分、共存するための弊害、あるいは別れも描いてほしかったが、大事なのは可能不可能ではなく、その精神だと思うので、今回は大目に見よう。
 もし次回作があるなら、そこを中心に制作していただきたい。
(そういや「ウルトラマンエース」の最終回でも、似たような事言ってた気が…)

ウルトラマンエース「ゴルゴタシリーズ」第3弾 ウルトラマンエース (十字架付き) 【第13話「死刑!ウルトラ5兄弟」 / CCP】


 余談だが、賛否両論あろうラスト、ヒックの身に起こる「アレ」についても、「力を持つ責任とその代償」あるいは「未熟さゆえの過ち」と好意的は捉えた。
 本作は上記したラブ&ピースな友情の物語であり、少年少女の青春グラフティであり、また成長譚であり、同時に爽快なアクション映画であり、シンプル且つ良質な児童向けアニメーションである。
 大人が観ても面白いが、できればお子様連れでの鑑賞をオススメしたい。
 
 
 つーことで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★++

 星3つプラスプラス!!


 ちなみに本作、原作は偉大なるバイキングのヒーロー、ヒック・ホレンダス・ハドック3世の自伝を偶然手に入れたクレシッダ女史の手で英語に訳されたモノ、という設定らしく、オリジナルとは全然違う内容だそうな。
 ぜひ、本作を鑑賞された原作ファンの方の感想も読んでみたい。

 
 追記:今頃になって、よくよく考えたら上の採点では少々低すぎるのではないかと後悔しはじめる。とはいえ、一度下したジャッジを覆すのは主義に反するので、どうしたもんかと思案。
 で、考えに考えた末、「2Dだからこのくらいの点数だけど、3Dならもう一つ星が増える、はず、多分」と言い訳してみる事にする(笑)。
 「WALL・E」に勝るとも劣らない出来で、やはりこの点数はおかしいな、ウン。
 (ちなみに小生の「WALL・E」に対する評価は星4つ
  


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最終更新日  August 19, 2010 06:54:49 PM
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