狂人ブログ　～旅立ち～

　仕事帰り、レンタルビデオ屋でＤＶＤを借りるべく、アレやらコレやら、具体的には、

【初回封入特典付】クイーンズブレイド　美しき闘士たち「愛惜！アレイン千年の別れ」（Blu-ray　Disc）
　とか、


WORKING！！　1
　とか、


化物語 第三巻/するがモンキー【Blu-rayDisc Video】（初回生産限定）
　とかをチョイス。

　で、ついでに前から観たかったジェームス・ディーンの「エデンの東」を借りてみようと思い、店内を物色。が、どこを探しても見つからない。
　備え付けの端末で調べてみても、あるやらないやらよく分からん反応。仕方がないので、そこら辺を歩いていた女性店員を捕まえ、聞いてみる事にする。
「あのすみません。『エデンの東』って映画、どこにあります？」
「あ、それでしたらこちらになります」
　スタスタと歩く店員の後ろをついていくと、なぜか向かった先はアニメコーナー。嫌な予感するな～と思ったが案の定「コチラでございますね」と差し出されたのは『劇場版・東のエデン』のジャケ。
「…いや、あの、小生が探してるのは、『東のエデン』じゃなくて、『エデンの東』の方なのね」
　一瞬ポカンとする店員さん。
「…えっ、でもさっき、お客さん『東のエデン』と…」
「いや言ってないよ。小生は間違いなく『エデンの東』と言ったはず」
「いえ、私は『東の』と聞いたものですから、てっきり」
「ノンノンノン。『東の』じゃなくて、『エデンの』と言ったよ、絶対」
「私は、『東の』と聞いこえたのですが」　
　口論とまではいかないまでも、お互い頑として譲らず。このままでは埒があかないので、カウンターにある店員専用のコンピューターで調べてもらう事に。
　ちょうどそこに別の男性店員がいたので、件の店員が声をかける。
「〇〇さん、ちょっと調べてほしいソフトがあるんだけど」
「ウン。で、なんてタイトル？」
　この時、数十秒前まで「東の」「エデンの」と言い合っていた店員さんの脳内は、相当混乱状態にあったと推測される。その結果、彼女の口から飛び出した言葉がコレ。

「えっと、『東の…エデン…の東』？」

「どっちだよ」
　小生と男性店員、ほぼ同時にツッコんだ。結論から言うと、コンピューターで調べるまでもなく、男性店員があっさり持ってきてくれて、事態は解決したが、その後の女性店員の凹みっぷりは、気の毒だが相当笑えた。


　帰宅してはたと気づいたが、ひょっとしてあの店員さんは小生が手にしていたＤＶＤを見て、ああアニメの方かと判断したのではないだろうか。…それとも、本当に小生が言い間違えてたのかな？
　とにかく、今度ヒマな時に観よう。


エデンの東


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