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March 25, 2011
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ラプンツェル.jpg
 記念すべきディズニー・クラシックス第50作目にあたる本作は、「髪長姫」の邦題でも知られるグリム童話を原作に、長い間塔の上に閉じ込められていた少女の、初めての外の世界と冒険と恋を描くフルCG3Dアニメーション・プリンセスストーリー。


 基本に忠実な、王道的ストーリー。それでいながら、昔ながらの手法と新しい技術を融合させた、多くのアイディアをふんだんに盛り込み、超一級のエンターティメントに仕上げた、まさに次世代スタンダードと呼ぶべき傑作。本作を見ずして、これから先3Dアニメを語るなかれ。

 美しい少女がとある男性と運命的な出逢いを果たし、行動を共にするうちに恋が芽生え、幾多の困難を乗り越えた後、悪者を倒してハッピーエンド。
 何世紀も昔から連綿と続く、ディズニーお得意の超弩定番ストーリーながら、表情豊かでイキイキとしたキャラクターの動きと、本場アメリカらしいカートゥーン的面白さ、そして、絶妙の緩急の利いた展開に、最後までまったく飽きない。

 お淑やかで清楚可憐、旧態依然としたヒロイン像を覆す、ラプンツェルの現代的で天真爛漫、同時にティーンらしい感情の揺れ幅を見せる姿が単純に愛らしく、そのお相手となる盗賊フリンの、ちょっとお調子モノでナルシスト、でもやる時はやってくれる憎めないキャラクターも、いわゆる王子様キャラとは一線を画し、コチラも高評価。
 この二人のキャラクターバランスが、何の変哲のないお伽話をまったく新しい世界へと生まれ変わらせるコンバーターとして機能。大時代から使い古されたはずのパターンを、一味違った物語への昇華に成功させている。

 突然、80、90年代のヒットダンスナンバーに合わせて躍り出したり、悪党の放った弓を仰け反りながらかわしたり、なんて小手先のごまかしは一切なし。純度100%の直球勝負で、これだけのモノが作れるとは。
 いやはや、基本を突き詰めた者だけが、独創性を得られるという手本のような作品である。エンターティメント界のドンとして君臨するディズニーならではの、強烈な正拳突きと評したい。

 また、一つのエピソード内にもきっちりと起承転結をつける堅実な作りと、コメディならコメディ、シリアスならシリアスと、巧みに切り替える構成力は、もはや神業。
 特に、本作の要ともいえるミュージカルシーンは秀逸。個人的にミュージカル映画は、「歌わんでええから、早よ話し進めろや」とか、「なんで突然唄いだすねん。アホちゃうか?そんなんいらんねん」とか思ってしまい、あまり好きではないのだが、本作のそれはとにかく出来がものすごく良い。
 楽曲が良いのはもちろんだが、ストーリー進行を邪魔せず、物語を彩る重要なファクターとして、しっかりと成立している。変な歌と踊りを無理やりねじ込んで、出来そのものを台無しにしてしまう作品も中にはあるが、本作に関して言えば、ミュージカルシーンがなければ、この物語は完成しなかったと断言できる。
 とにもかくにも、そのくらい素晴らしい。

 それにしても、ラプンツェルの日本語版の声を担当したしょこたん。知らない間にずいぶん歌が上手くなったな、と思ったら、歌は違う人だった。お前はシェリル・ノームか。仮にもCD出してるプロの歌手なら、そこは頑張るところだろう。
 まあそのおかげで、作品の完成度に、妙なケチがつかなくて済ん(以下略)。


 しかし何度も言うようだが、やはり日本は「観せる」アニメーションに関しては世界でもトップクラスだが、こと「楽しませる」事に関しては、アメリカに一歩も二歩も遅れているように感じる。
 もっとも、これは単純に「寄席と劇場」という文化の差であるので、比べる事自体詮方ないところではあるのだが、これからジャパニメーションが世界市場で生き残っていくには、この辺りのスキルをもっと盗んでくる必要があるのではないかと、少しばかり思った。

 
 シンプルにして贅沢。革新的にして正統派。本作を形容するなら、おそらくこんな言葉が適切か。
 久々に、400円多く払っても惜しくない作品で出会えた気分。家族連れでも、夫婦でも、カップルでも、友達同士でも、もちろん一人でも、誰が観ても楽しめる名作。

 ディズニーの底力、ここにあり。必見!!


 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆☆★+

 星4つプラス!!



 余談だが、原作の初版版は、本作とは似ても似つかぬエログロナンセンスの物語だったらしく、とてもチビッコ達に見せられるような内容ではなかったという。
 その後、大部分が書き換えられ、かなりマイルドになった改訂版が出版されたそうだが、当然、本作ではそういったシーンは全てカット、アレンジされているので、小さなお子様をお持ちのお父様お母様は、どうかご安心を。



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最終更新日  March 25, 2011 10:51:20 PM
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