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カテゴリ:旅行
今回紹介するのは、2日目(4/5)の午前中に散策したザグレブです。
この日は、ホテルで朝食をとって、8時半頃ホテルをチェックアウト。車でザグレブの街に向かいました。昨日の晩はホテルの前の道路に車を停めておいたのですが、クロアチアも他のヨーロッパの街と同様に基本的に露駐はOKみたいです。ただし、街の中心部ではトラムが走っていたりするので駐車禁止の場所もありますが、両サイドに駐車スペースが設定されている道も多く、そこが一杯で停められない場合だけ、有料駐車場を利用するといった感じです。 まず、車をイェラチッチ広場の近くに停めようと思い、広場の近くの道路沿いの駐車スペースを探してみたのですが、かなり離れた所しか空いていなくて、仕方なく、広場から西に延びるイルツァ通り【Ilica】沿いの聖マルコ教会に昇るケーブルカー乗り場の近くの有料駐車場(1時間7クーナで、1クーナが18円ぐらい)に車を停めて街を散策することに。 車を降りると、子供がケーブルカーに乗ってみたいというので、まずはケーブルカーに乗って聖マルコ教会に向かうことにしました。このケーブルカーは、長さがわずか30メートル(高低差20メートル)程度で乗車時間は30秒ぐらいです。ケーブルカーの横に道があるので、丘の上まで歩いて登ることも可能。ただし、料金は3クーナと安いので乗ってみる価値は充分あります。 丘の下のイルツア通りの方からケーブルカー眺めた写真 ケーブルカーを降りると目の前にロトルシュチャク塔【kula Lotrscak】が建っています。この塔は見晴らしが良いと聞いていたのですが、この日はなぜか閉まっていて登れませんでした。仕方なく塔の脇を通って進んで行くと、目の前に屋根にモザイクの紋章がタイルで描かれている聖マルコ教会が見えてきました。 教会に近づくと下の子供が「タマゴ!」と言っているので、よく見てみると教会の前の聖マルコ広場にイースターエッグが飾られていました。近くの人に聞いてみると今年のイースター(復活祭)は4/12だそうです。日本人にはあまりなじみがないけど、キリスト教で最も重要な行事は、クリスマスではなくイースターなんですよね。 教会の前で写真を撮り周囲から眺めたりした後、教会の中に入ると日曜日の朝ということでミサが行われていて、とても子供を連れて入る雰囲気ではなく、早々に退散することにしました。 聖マルコ教会(向って左がクロアチア王国の紋章で、右側がザグレブ市の紋章、手前の聖マルコ広場に聖マルコ教会の絵が描かれたイースターエッグが飾られていた) 教会を出て、聖マルコ広場から東の方に進むとすぐに石の門がありました。中世のグラデツの街は城壁で囲まれていて、5つの門のうち、現存する唯一の門(当初は木造だったが18世紀の火災で石造に変えられた)で、内部に聖母マリアの肖像が納められた礼拝堂があります。この時も多くの人が蝋燭や花を捧げて祈っていました。 石の門の内部(奥に聖母マリアの肖像がある) 石の門を通って聖母被昇天大聖堂に向かって階段を下りて行くと広場があり、そこはドラツ生果市場という青空市場になっていて多くの人で賑わっていました。そこから見える二つの尖塔を目指して歩いて行くと、この街のシンボルである聖母被昇天大聖堂(中には聖母マリアと聖ステファンを祀られている)が建っており、良く見ると教会の前で何やら儀式が行われていて、人が集まっていました。近くにいた人に聞いてみると、この日が大聖堂にとって非常に重要な日であるということはわかったんですが、その後詳しく説明してくれたようですが、良く分かりませんでした。 日曜の朝ということで、この大聖堂でもミサをやっていたので、子供達を外に待たせて妻と交代で中を見学することにしました。 聖母被昇天大聖堂 聖母被昇天大聖堂の前で行われていた儀式 これでイェラチッチ広場の北側にある見どころは取り敢えず制覇したので、丘を下りてにイェラチッチ広場にあったオープンカフェで休憩することに。広場は東西に長い長方形の形をしていて、周りを建物が囲んでいる感じです。広場の東側には17世紀に造られたという噴水のある池があり、その隣にはまたイースターエッグが飾られていました。 イェラチッチ広場の中央に立つイェラチッチ総督(19世紀におけるハンガリ-王国からの独立運動の闘士で、クロアチアの英雄)の騎馬像 17世紀に造られた噴水のある泉 イェラチッチ広場に飾られていたイースターエッグ オープンカフェで休憩した後、しばらく広場の南側を散策してみたんですが、日曜日ということでほとんどの店が閉まっていて、仕方なく早めのランチをとることにして、テスリナ通り【Teslina】にあるヴィノドル【Vinodol】という店に入ってみました。この店は子牛の炭火焼や羊肉を長時間蒸し焼きにしたぺカという郷土料理などの肉料理がメインの店で、残念ながら時間が早すぎてぺカはまだできていないということで食べられませんでしたが、それ以外の料理は値段も手頃で非常に美味しかったので、オススメです。 ランチを食べたヴィノドルというレストラン 食事の後、駐車場に戻るのに短い区間ですがトラムに乗ってみようということになり、イェラチッチ広場に戻り、キオスク(道路脇にある売店)で切符(トラムの中で買うと10クーナでキヨスクで買うと8クーナ)を買って、イルツァ通りを走る青いトラムに乗車。切符は乗ってすぐ自分で車内にある検札機で時刻をパンチする仕組みで、これをしないと高額な罰金を取られるみたいです。 すぐに駐車場の近くの停留所に着いたので、トラムを降りて車に乗り、これでザグレブの街ともお別れです。この後、ミロゴイ墓地に行くか迷ったのですが、時間的に厳しいので無理をする必要もないということでプリトヴィッツェ国立公園に向かいました。 ただし帰国してから他の人の旅ブログの感想や美しい写真を見て、やはりミロゴイ墓地には行くべきだったなぁと後悔しています。 次回はプリトヴィッツェ国立公園を紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.20 00:02:48
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