2006/07/13(木)01:51
退院することになった【病院話・6】
駐在者など外国人の多くは海外旅行保険を使うからか、
病院は、いらない検査をしようとするみたいだ。
肺炎で入院したはずのダンナだが、
腹部エコーをされたんだそうだ。
んで、
「頭痛がする」って数回言ったら
「CT撮るか?」と聞かれたらしい。辞退したけど。
(やってもらった方がヨカッタのかどうかは、分からんけどね)
+++
肺炎は、いくつかのパターンがあるみたいだけど、
要するに、
肺に菌が入ってしまい、
抵抗力が落ちているとき、
身体がその菌に負けてしまって発症するみたいなんだけど、
日本だったら、
入院 or 通院(点滴)
って、病状によって選択できるみたいだ。
でもここは上海。
え~入院????? 通院じゃだめなの?
って、ダダをこねてみたけれど、
「白血球が2万を越えているから入院してください」
ってことで、入院を承諾した。
だけど、入院初日、
最初は「最低1週間」 って言われて
次に「最低10日」って言われて
そのまた次に「最低2週間」って言われて
最後には
「レントゲンを撮って、肺に影が無くなるまで。1ヶ月かかることもある」
とか
とにかく
「そんなムチャクチャな~」
てな状態だった。
+++
とはいえ、
ダンナが肺炎になったのが初めてじゃないから、
完治に時間が掛かるのは知っている。
でも、1ヶ月入院するほどの重病人には見えない。
咳も鼻も(そんなに)出てないし
呼吸困難も無いからもちろんチアノーゼなんて出てない。
「いいとこ1週間。長くて10日でしょ??どう考えても」
って、ワタシは思っていた。
そうだ。きっとお金が入るから長くいてもらいたいんだ。
って、ワタシが思った頃、ダンナもそう思ってたようだ。
+++
入院の翌日(金曜)の話。
通訳を伴って医者が診察に来たとき、
たまたまワタシもいたんだけど、
やっぱり「2週間入院」と言われた。
ので、
病院の食事が食べられない。
こんなに弱っていて食べられないと、
もっと弱ってしまい、栄養失調になるんじゃないか?
入院期間を短くして、早く退院させたい
って、ワタシは言った。日本語で。
入院翌日のダンナは熱が38度以上あって(薬を飲んでも)
病院食の中華は全く食べられず、
ワタシが運ぶ果物でなんとかしのいでいた。
歩くのもふらふらで、ベッドから身体を起こすのも苦痛の様子だった。
通訳は言う。(医者に意見を聞かず、自分の意見で話す)
ここは中国だから、食事は中華料理で当たり前です。
奥さんが日本料理を作って運んでください。
退院したいと言っても、今は無理です。
ワタシは返す。
でも、3食日本料理を持ってくることは不可能です。
退院したいと言っても、今日ではなく、
2週間は長いので、来週に退院したいってことです。
ここで、
やっと通訳は、医者に話す。
医者「月曜に血液検査をして様子を見ましょう」
+++
そんなわけで、
ワタシたちが、長々と病院にいたくないって思ってる
ってことを、医者に伝えたんで、
月曜の血液検査の結果、
水曜日にまた様子を見る。大丈夫そうなら木曜あたりに退院できるかも?
なんて話が進んだ。
いや~
言わなかったら、何週間入院させられたんだろう・・?
というわけで、
木曜の午前中に退院できることになった。
が、
薬は飲み続けるように言われてるし、
仕事は無理しないように言われてるし
2週間後の水曜に、レントゲンを撮りに来て
肺の影が無くなったことを確認する
って話になったんだそうだ。
・・・・・・ 2週間後に肺の影の有無を見る???
って
何も言わなかったら、
まさか、あと2週間入院だったかもしれないの?
言わなかったらどうなってたか、それは分からない。
でもダンナ曰く
「医者たちが思ってたより、俺の回復が早かったみたいだよ」
それなら明日の退院も納得なんだけど。
↓クリックしてもらえると更新の励みになります♪
blogランキングへ
ダンナは熱も下がり、結構何でも食べられるようになった。
ので、
もうワタシが弁当や果物を届けたりはしていない。
一昨日は、ぶどう プラム バナナ ふりかけ3種 海苔
昨日は無しで
んで今日は・・・・ 「いわしの蒲焼の缶詰」を持ってったのだ~(笑)
イワシやサンマの蒲焼の缶詰は、上海入院にはいいかもよ。
(体調が悪いときは、青魚の匂いが×かもしれないけどね)