なんでそうなるの

2006/01/17(火)07:18

死んだ人ともう一度話がしたかった

お遍路さんに行きたい(35)

 21世紀の初めの年。どういう修行をしたら 死んだ人ともう一度話が出来るだろうかと 真剣にそればかりを考えていました。  とにかく 話をしたかったのです。  いろんな本を手当たり次第に探っていきました。そんな中 辰濃和男さんの「四国遍路」という本に出会いました。  一度に88カ所まわらず 区切って歩いていること いろんなお遍路さんに出会ったこと 少しだけの神秘体験。元新聞記者らしく 簡潔にご自身の遍路体験記を記されてました。あと かなりネットサーフィンして情報をかきあつめましたが 串間さんのやっておられる掬水へんろ館にアクセスし皆さんの体験記を貪るように読みました。  自分の中で どんどん遍路熱は高まり 毎月1週間だけ遍路に行こう。歩こうと決めました。  仕事も今ほどは 忙しくなかったし 行くと七夕の日に決めて7月10日から16日までの第一回目の区切り打ちに出ました。  朝早く 友人に駅に送ってもらいました。  歩く目的は やはり 死んだ人ともう一度話がしたい ということで その為の遍路でしたが 何か違う世界が見つかれば それもいいかなとか そんなことを だんだん人が込んでくる 通勤時間帯の電車の中で ぼんやりと考えていたのを覚えています。 

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